ICL(眼内コンタクトレンズ)手術を受けるか迷っているあなたが、最も恐れていることは何でしょうか?
「失明したらどうしよう」「将来、目に不具合が出たら…」
その不安は、決して間違いではありません。眼は情報の8割を得る重要な器官であり、そこにメスを入れることに恐怖を感じるのは、生物として正常な防衛本能だからです。
しかし、そのリスクを極限までゼロに近づける唯一の方法があります。それは、レンズの素材でも最新のマシンでもなく、「誰に執刀してもらうか」という点にこだわることです。
結論から申し上げます。ICLの成否は、適切なレンズサイズ選定と乱視軸調整を行う「執刀医の技術」で9割決まります。
特に、日本国内にわずか16名(2025年12月時点)しか存在しない「エキスパートインストラクター(指導医)」を選ぶことが、合併症リスクを最小化し、失敗への恐怖を払拭する最短かつ確実なルートです。
- 「認定医」と「指導医」の決定的な違い:名医を見極めるためのメーカー公認ライセンス制度の仕組み
- 東京で「エキスパートインストラクター」が執刀するクリニック5選:実績数と権威性で厳選したリスト
- 【精神科医監修】手術への恐怖心と正しく向き合う方法:医学的見地から「不安」をコントロールするメンタルケア
ICL手術は「誰が切るか」ですべて決まる!名医を選ぶべき3つの医学的理由
「ICLはレンズを入れるだけの手術だから、誰がやっても同じではないか?」
もしそう思われているなら、それは大きな誤解です。
確かにICLのレンズ自体はスター・サージカル社製の既製品であり、製品の品質は世界共通です。しかし、そのレンズを「どのサイズ」で、「眼の中のどこ」に、「どのような角度」で固定するか。これらはすべて、執刀医の判断と手技に委ねられています。
あなたの眼球の形、角膜の厚み、前房(ぜんぼう)の深さは、指紋と同じように一人ひとり異なります。マニュアル通りの手術では対応しきれない微細な個人差を見極め、0.1mm単位の調整を行う技術こそが、術後の見え方(Quality of Vision)と安全性を決定づけるのです。
ここでは、なぜ実績豊富な「名医」を選ぶ必要があるのか、その医学的な理由を3つのポイントで深掘りします。
【サイズ選定】0.1mmの差が「ハロー・グレア」と「白内障リスク」を分ける
ICL手術において最も難しく、かつ重要なのが「レンズサイズの選定」です。
眼の中には房水(ぼうすい)という水が流れており、ICLレンズは水晶体の上に浮くように固定されます。このとき、レンズと水晶体の間の距離を「ヴォルト(Vault)」と呼びます。

このヴォルトが適切でない場合、以下のリスクが生じます。
- ヴォルトが高すぎる(レンズサイズが大きすぎる)場合:
- 虹彩が押し上げられ、眼圧が上昇し「緑内障」のリスクが高まる。
- または、レンズが前に押し出され、瞳孔に干渉して強い「ハロー・グレア(光の輪や滲み)」が発生しやすくなる。
- ヴォルトが低すぎる(レンズサイズが小さすぎる)場合:
- レンズ裏面と水晶体が接触し、摩擦によって「白内障(水晶体の混濁)」を引き起こす可能性がある。
このヴォルトの適正範囲はわずか250〜750ミクロン(0.25〜0.75mm)程度と言われています。しかし、眼球内部の空間を生体計測機器だけで完全に予測することは困難です。
熟練した名医は、検査データだけでなく、長年の経験から「この患者さんの眼の構造なら、ワンサイズ下げるべきだ」「この深さなら通常サイズで理想的なヴォルトが出る」という直感的な判断(暗黙知)を持っています。これが、合併症リスクを回避するカギとなります。
シミュレーションの限界について
最新の検査機器(UBMなど)を用いても、実際の術後のレンズ位置を100%正確にシミュレーションすることは現代の医学でも困難とされています。 最終的には、執刀医が過去のデータと経験則に基づき、その患者様に最適なサイズを決定します。この「読み」の精度こそが、執刀医の経験値の差として現れる重要なポイントです。
【乱視軸の固定】見え方の質(Quality of Vision)を左右する固定技術
もしあなたが乱視を持っているなら、医師選びはさらに重要になります。乱視用ICL(トーリックICL)を使用する場合、レンズを特定の角度(乱視軸)に合わせて正確に固定する必要があるからです。
乱視の矯正効果は、レンズの軸が本来の矯正軸からズレると急激に低下します。眼科学的には、軸が1度ズレるだけで約3%効果が低下し、10度ズレると矯正効果の約30%が失われ、30度ズレると矯正効果はゼロになると言われています。
経験の浅い医師が執刀した場合、術中の固定が甘かったり、術後の眼圧変化を予測しきれなかったりして、レンズが眼内で回転してしまうことがあります。こうなると、せっかく手術を受けたのに「思ったより見えない」「ブレて見える」という結果になり、最悪の場合、再手術(位置修正)が必要になります。
名医と呼ばれる医師たちは、眼球を切開する位置(創口の位置)を工夫することで、術後の乱視(惹起乱視)をコントロールし、さらにレンズが回転しにくい固定位置を熟知しています。
- 軸ズレ 0度:矯正効果 100%
- 軸ズレ 10度:矯正効果 約67%(約3割低下)
- 軸ズレ 30度:矯正効果 0%(効果消失)
出典: 日本眼科学会等のデータを基に作成
【トラブル対応】万が一の手術中トラブルをリカバリーできるのは熟練医のみ
「ICLは簡単な手術」とよく宣伝されますが、それはあくまで「順調に終われば」の話です。眼球内部の手術である以上、予期せぬトラブルの可能性はゼロではありません。
例えば、手術中に患者さんが緊張で急に動いてしまったり、虹彩(茶目)の一部が器具に触れて出血したり、眼内圧が急激に変動したりといった事態です。
このような緊急時に、マニュアル通りの対応しか知らない医師と、何千回もの手術であらゆる修羅場をくぐり抜けてきた指導医とでは、対応スピードと正確さに天と地ほどの差が出ます。
熟練医はトラブルが起きても冷静に対処し、手術を安全に完遂させる「リカバリー能力」を持っています。あなたが「安心をお金で買う」と考えるなら、この危機管理能力に対する対価こそが、名医を選ぶ理由の本質なのです。
「自称・名医」に騙されない!ライセンス制度と「指導医(インストラクター)」の定義
インターネット上には「ICLの名医」「おすすめクリニック」という情報が溢れていますが、その基準は曖昧です。広告費を多く払っているクリニックが上位に表示されているケースも少なくありません。
しかし、ICLには客観的かつ厳格な「実力の証明書」が存在します。それが、ICLの製造元であるスター・サージカル社(STAAR Surgical)が定めている認定医ライセンス制度です。
この制度を理解すれば、自称・名医に惑わされることなく、本当に技術のある医師を見分けることができます。
スター・サージカル社認定「ライセンス制度」のピラミッド構造

ICL手術を行うためには、認定医の資格が必要です。しかし、認定医なら全員同じ技術レベルかというと、そうではありません。資格には明確なランク(階級)が存在します。
以下は、その階層構造を表したものです。
ICL認定医ランクのピラミッド
| ランク | 名称 | 概要・定義 | 人数目安(国内) |
|---|---|---|---|
| ★Top | エキスパート インストラクター | 指導医中の指導医。 豊富な執刀実績に加え、インストラクターへの指導や、難症例への対応、学術的な貢献が認められた最高位。 | 約12〜16名 |
| High | インストラクター (指導医) | 一般眼科医に対してICL手術の指導を行う権限を持つ医師。スター社からの信頼が厚く、確かな技術を持つ。 | 数十名 |
| Mid | 認定医 | スター社の講習を受け、手術を行う許可を得た医師。経験値にはバラつきがある(初心者の場合も)。 | 数百名 |
あなたが探すべき「名医」とは、ピラミッドの頂点に近い「インストラクター(指導医)」、できれば「エキスパートインストラクター」の称号を持つ医師です。彼らは日本国内でも指折りの症例数を持ち、他の医師に手術を教える立場にあります。
日本に十数名しかいない「エキスパートインストラクター」とは?
「エキスパートインストラクター」は、単に手術が上手いだけでなく、ICLの普及と発展に貢献した医師にのみ与えられる特別な称号です。
彼らは、新しいレンズ(例:ホールICL)の開発に携わったり、海外の学会で手術手技の発表を行ったりしています。つまり、ICLという医療技術の最前線を知り尽くしている存在です。
2025年現在、この資格を持つ医師は日本国内に16名(2025年12月時点)しかいません。
特に強度近視や強い乱視、あるいは過去に別の眼科手術を受けているなどの「難しい条件」がある場合、一般の認定医では対応を断られることがありますが、エキスパートインストラクターであれば執刀可能なケースが多くあります。
クリニックの公式サイトで医師紹介ページを見る際は、「ICL研究会所属」などの曖昧な表現ではなく、「スター・サージカル社認定 エキスパートインストラクター」という記載があるか必ず確認してください。
「執刀実績数」を見る時の注意点(累計か?年間か?執刀医個人か?)
クリニック選びでよくある落とし穴が、「症例数」の数字のトリックです。
「当グループ累計症例数 5万件!」
と大きく書かれていても、それが「全国10院の合計」であり、かつ「過去10年間の累計」である場合、あなたを担当する若い医師の経験数は、実はまだ数十件かもしれません。
重要なのは、「執刀する医師個人の実績数」です。
カウンセリング時には、必ず以下の点を確認することをお勧めします。
この質問に対し、「詳しくは分かりませんが…」と濁すのではなく、「約3,000眼です」と具体的な数字を即答できる医師こそが、自身の技術に責任と自信を持っている証拠と言えます。
【独自取材】精神科専門医に聞く「手術が怖い」あなたへの処方箋
「技術的なことはわかった。でも、やっぱり眼を切るのが怖い…」
ここまで読んでも、足がすくんでしまう人は多いはずです。理性では安全だとわかっていても、感情がブレーキをかける。それは決して恥ずかしいことではありません。
今回は、そんな「手術への恐怖」とどう向き合うべきか、心の専門家である精神科専門医・尾内隆志先生にお話を伺いました。
「恐怖」の正体を知り、正しく対処すれば、あなたは必ず一歩を踏み出せます。
なぜ「眼の手術」はこれほどまでに本能的な恐怖を感じるのか?
他の部位の手術に比べて、なぜ眼の手術はこれほど恐ろしいのでしょうか。
尾内 医師恐怖は「正常な防衛本能」です。
人間にとって、眼は外界からの情報の約80%以上を取り入れる、生命維持に直結する最も重要な感覚器(急所)です。
そのため、眼に異物が近づいたり、視界が遮られたりすることに対して、脳は本能的に最大級の警報アラートを鳴らします。これは『眼球心臓反射』と呼ばれる自律神経反射が存在することからもわかるように、身体の構造として組み込まれている反応なのです。
ICLの手術が怖いと感じるのは、あなたが臆病だからではなく、生物として正常な防衛本能が機能している証拠です。まずは『怖くて当たり前なんだ』と、自分の感情を認めてあげてください。
「失敗したらどうしよう」という予期不安をコントロールする認知テクニック
手術そのものの痛み(点眼麻酔でほぼ無痛です)よりも、「もし失敗したら人生が終わる」という将来へのネガティブな想像(予期不安)が、行動を止める最大の要因です。
この不安をどう処理すればよいのでしょうか。



不安や恐怖は、対象が『未知』であるときに最も増幅します。お化け屋敷が怖いのと同じで、何が起こるかわからない状態が一番ストレスなのです。
認知行動療法的なアプローチとしては、『未知』を徹底的に『既知』に変えることが有効です。
- 具体化する: 何が怖いのか書き出す。(例:痛みが怖い? 見えなくなるのが怖い?)
- 情報で埋める: その一つひとつに対し、医師に質問して事実を確認する。(例:痛みは麻酔でコントロールできる、万が一の場合はレンズを取り出せる、など)
漠然とした『恐怖のお化け』を、具体的な『検討すべき課題』へと分解していくことで、脳はパニック状態から脱し、冷静な判断ができるようになります。」
医師との信頼関係が術中のパニックを防ぐ


最後に、実際に手術を受ける際、パニックにならずに乗り切るための心の持ち方を伺いました。



手術中の不安を和らげる最強の安定剤は、『この先生なら任せられる』という執刀医への信頼感(ラポール)です。
『安いから』『近いから』という理由だけでクリニックを選び、医師との信頼関係が築けていない状態で手術台に上がると、些細な音や感覚にも過敏になり、パニックを起こしやすくなります。
逆に、カウンセリングで対話を重ね、実績や人柄に納得して選んだ医師であれば、手術中に緊張しても『先生がいるから大丈夫』と自分を落ち着かせることができます。
メンタルヘルスの観点からも、納得いくまで医師を選び抜くこと(ドクターショッピングを恐れないこと)を強くお勧めします。」
東京エリアの実力派!エキスパートインストラクター在籍・ICL名医5選
ここでは、東京都内で診療を行っている医師の中から、以下の厳格な基準で選定した5名の名医とクリニックを紹介します。
- 資格: スター・サージカル社認定 インストラクターまたはエキスパートインストラクターであること。
- 実績: 執刀医個人の経験が豊富(万単位、あるいはそれに準ずる)であること。
- 信頼: 権威ある学会での活動や、透明性の高い情報開示を行っていること。
アイクリニック東京|北澤 世志博 医師(執刀数No.1・エキスパートインストラクター)
「迷ったらここ」と言われる、国内ICLの最高峰。
北澤世志博(きたざわ よしひろ)医師は、ICLのエキスパートインストラクターであり、個人の執刀実績数が国内No.1(累計1万眼以上、2025年時点では3万眼超の実績)を誇るトップドクターです。
桐谷美玲さん、きゃりーぱみゅぱみゅさん、指原莉乃さんなど多くの著名人が、北澤医師の執刀を受けています。また、実業家の堀江貴文氏とも対談を行い、その技術力に高い関心と評価を寄せています。
特筆すべきは、その圧倒的な経験値に基づくサイズ選定の精度です。他院では適応不可と言われた強度近視や乱視の症例でも、北澤医師ならば執刀可能となるケースが多々あります。
また、アイクリニック東京は「執刀医指名制度」があり、追加料金を払えば確実に北澤医師に執刀してもらえます。
北澤医師のスペック
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 資格 | エキスパートインストラクター / 日本眼科学会専門医 |
| 特徴 | 執刀数・症例数ともに国内トップクラス。再手術率の低さに定評あり。 |
| 指名 | 可能(要指名料) |
山王病院アイセンター|清水 公也 医師(ホールICL開発者・教授)
ICLを日本に広めた「生きる伝説」。
清水公也(しみず きみや)医師は、現在世界中で使われている「ホールICL(KS-AquaPORT)」の開発者その人です。
かつてのICLは、眼内の水の流れを確保するために虹彩に穴を開ける処置が必要でしたが、清水医師がレンズの中央に穴を開ける方法を発明したことで、手術の安全性と簡便性が劇的に向上しました。
山王病院は総合病院であり、大学病院クラスの設備と、万全の緊急対応体制が整っています。「開発者に執刀してもらえる」という安心感は、他では得られないものです。
清水医師のスペック
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 資格 | エキスパートインストラクター / 北里大学名誉教授 |
| 特徴 | ホールICLの発明者。学術的権威性が極めて高い。 |
| 指名 | お問い合わせ推奨(人気のため予約困難な場合あり) |
サピアタワーアイクリニック東京|インストラクター資格者のみが執刀
「在籍医師全員」がハイレベルな指導医クラス。
東京駅直結という好立地にありながら、最大の特徴は「執刀を担当する医師全員がインストラクター(指導医)以上の資格を持っている」という点です。
一般的なクリニックでは、誰に当たるかわからないガチャ要素がありますが、ここは誰に当たっても指導医クラスという高い水準が保証されています。
【比較表】東京の名医・指導医在籍クリニック スペック比較
| クリニック名 | 代表的な名医 | 資格ランク | 執刀実績 | 指名制度 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| アイクリニック東京 | 北澤 世志博 | Expert | 約3万眼(個人) | ◎ | 実績No.1、著名人多数、再手術保証期間3年 |
| 山王病院 | 清水 公也 | Expert | 開発者 | △ | ホールICL開発者、総合病院の安心感 |
| サピアタワー | 指導医チーム | Instructor | 豊富 | 〇 | 全員が指導医、東京駅直結 |
| 新宿近視クリニック | 北村 医師 他 | Instructor | 万単位(院) | 〇 | 費用対効果が高い、症例数豊富 |
| 先進会眼科 | 岡 医師 他 | Instructor | 約2.7万眼(ICL) | 〇 | アフターケア充実、全国展開の強み |
※実績数等は各公式サイトの公表値(2024-2025年時点)を参照。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。
失敗しないために患者側ができる「名医の見極め」完全チェックリスト
名医の候補が見つかったら、次は実際にカウンセリング(適応検査)に行きましょう。
ここで重要なのは、「受け身にならないこと」です。
不安を解消するためには、疑問をぶつけて「既知」にする必要があります。以下のチェックリストをスマホに保存し、カウンセリング時にこっそり(あるいは堂々と)チェックしてください。
カウンセリングで医師に投げかけるべき「質問」
医師の実力と誠実さを測るために、以下の質問をしてみてください。
- 「先生ご自身は、これまでに何件くらいのICL執刀経験がありますか?」
- Good: 即座に具体的な数字(千単位以上)が出る。
- Bad: 「当院では…」と組織の実績にすり替える。
- 「私のような乱視(または強度近視)の場合、どのようなリスクが考えられますか?」
- Good: 「あなたの目の場合、〇〇のリスクが数%あります」とネガティブな情報も隠さず話す。
- Bad: 「絶対に大丈夫です」「簡単です」とリスクを否定する。
- 「万が一、サイズが合わなかったり、感染症が起きたりした場合の対応フローを教えてください」
- Good: 再手術の条件、連携病院、緊急連絡先などを具体的に説明できる。
良い医師ほど、「手術には必ずリスクがある」ことを前提に話します。「絶対に失敗しない」「魔法の手術」といった甘い言葉を使わない医師こそが、信頼に値すると判断してください。
院内の清潔度とスタッフの対応レベルをチェックせよ
- 待合室・検査室は清潔か?
- 眼内手術において感染症は最大のリスクです。床にゴミが落ちていたり、スリッパが汚かったりするクリニックは論外です。
- 眼内手術において感染症は最大のリスクです。床にゴミが落ちていたり、スリッパが汚かったりするクリニックは論外です。
- 検査スタッフ(視能訓練士)の対応は丁寧か?
- レンズの度数を決めるのは、事前の検査データです。検査員が流れ作業で適当に測定しているような雰囲気があれば、どんな名医が執刀しても結果はズレます。
広告や「安さ」だけで選んではいけない理由
ICLの手術費用は、両眼で税込46万円〜80万円程度が相場です(中心価格帯は60万円前後)。
極端に安い(例:両眼30万円台など)表記がある場合、片眼料金であったり、必須の検査費用が含まれていなかったりするケースがあります。
- 執刀医が経験の浅いアルバイト医師である。
- アフターケアや保証期間(検診代、再手術代)が含まれていない。
- 感染症対策のコストを削っている。
眼は一生モノです。「10万円安いから」という理由でリスクを取ることは、精神科医である尾内先生の言葉を借りれば「将来への不安(コスト)を増やす行為」に他なりません。
初期費用が高くても、長期保証と名医の技術が含まれているプランを選ぶことが、結果的に最もコストパフォーマンスの高い選択になります。
ICL手術に関するよくある質問(FAQ)
最後に、ICLを検討している人が抱きがちな細かい疑問について、調査データと医師の見解を基に回答します。
乱視が強くても名医なら矯正できますか?
はい、可能です。ただし高度な技術が必要です。
乱視用ICL(トーリックICL)を使用することで、強度近視と同時に乱視も矯正できます。ただし、前述の通り「軸合わせ」の技術が必須となるため、必ずインストラクタークラスの医師に執刀を依頼してください。あまりに乱視が強い場合は、特注レンズが必要となり、納品に数ヶ月かかることがあります。
老眼になってもICLはずっと使えますか?
レンズ自体は半永久的ですが、老眼は進行します。
ICLを入れても、加齢によるピント調節機能の衰え(老眼)は防げません。40代半ば以降で老眼が始まった場合は、老眼鏡が必要になることがあります。最近では老眼対応ICL(EDOF型など、製品名:EVO Viva等)も海外で登場していますが、単焦点レンズに比べてハロー・グレアが強くなる傾向があるため、導入については医師と慎重に相談してください。
手術中に動いてしまったらどうなりますか?
多くの人が抱く不安ですが、対策があります。
手術中は開瞼器(かいけんき)で瞼を固定するため、瞬きはできません。また、顕微鏡の光を見つめるように指示されますが、多少視線が動いても医師が追従して操作します。
万が一、度数が合わなかった場合は無料で交換できますか?
保証期間内であれば、多くのクリニックで無料交換可能です。
ただし、保証期間はクリニックによって「1年」から「3年」まで差があります。視力が安定するまで数ヶ月かかることもあるため、「3年保証」がついているクリニックを選ぶと安心です。契約書にサインする前に、再手術の費用負担条件(レンズ代、手技料、薬代)を必ず確認してください。
まとめ:恐怖は「準備」で消せる。まずは名医の適応検査へ
この記事では、ICLの名医の選び方と、手術への不安の乗り越え方について解説してきました。
- 「人」で選ぶ: ICLの結果はレンズではなく、執刀医(エキスパートインストラクター)の技術で決まる。
- 資格を確認する: 公式サイトで「インストラクター」「指導医」の記載を必ずチェックする。
- 不安は正常: 怖いのは当たり前。疑問をすべて医師にぶつけ、信頼関係を築くことで恐怖は克服できる。
尾内先生がおっしゃったように、「未知」を「既知」に変えることが、不安を消す方法です。
まずは、本記事で紹介したクリニックの「適応検査(カウンセリング)」を予約してみてください。検査を受けたからといって、手術を強制されることは絶対にありません。
「私の目でも手術できるの?」「本当に失明しないの?」
その疑問を、ネット検索ではなく、目の前の名医に直接ぶつけてみてください。その一歩が、コンタクトレンズの煩わしさから解放された、クリアな裸眼生活への入り口となるはずです。
- [ ] 執刀医は「エキスパートインストラクター」か?
- [ ] 執刀医個人の実績数は明確か?
- [ ] 3年以上の長期保証がついているか?
- [ ] 感染症対策(クリーンルーム)は万全か?
- [ ] 質問に対して、リスクも含めて誠実に回答してくれたか?
参考文献・公式情報

