名古屋におけるICL(眼内コンタクトレンズ)クリニック選びの結論から申し上げます。
現在の名古屋エリアは、「コストパフォーマンス特化型(品川近視クリニック・先進会眼科)」と、「権威・執刀医指名型(中京眼科・名古屋アイクリニック)」の明確な二極化構造にあります。
これは単なる価格競争ではなく、クリニックごとの「方針」や「強み」が、それぞれ全く異なるからです。
そこで本記事では、医療ライターとして活動する私が、名古屋の主要クリニックを徹底的に調査しました。
「なんとなく良さそう」といった曖昧なイメージではなく、費用や保証期間、執刀医の実績といった「客観的なデータ」をもとに、フラットな視点で比較していきます。
さらに今回は、医療法人社団青雲会 北野台病院の理事長であり、精神科専門医でもある尾内隆志医師に監修を依頼しました。
「手術への不安」や「医療機関としての信頼性」について、専門家の立場からアドバイスをいただきながら、納得できる選択をするための判断材料をまとめました。
- 「安さ」の理由と「高さ」の根拠を、医療設備・体制面から論理的に分解して解説します。
- 公式サイトでは分かりにくい、乱視あり・3年保証など条件を揃えた「真の総額」でのクリニック比較表を公開します。
- 医療従事者視点でチェックすべき、Webの口コミにはない「感染症対策」と「術後管理」のリアルをお伝えします。
名古屋でICLクリニックを選ぶ前に定める「3つの判断軸」

名古屋でICLを受けようと考えたとき、最初にぶつかる壁が「価格の幅」と「情報の非対称性」です。
あるクリニックは40万円台、別のクリニックは70万円以上。
この30万円近い差は一体どこから来るのでしょうか。
ここでは、具体的なクリニック名を挙げる前に、比較検討するための「物差し」となる3つの判断軸を共有します。
これを理解せずに料金表だけを見ても、安物買いの銭失いになるか、あるいは必要以上のオーバースペックに高額を支払うことになりかねません。
尾内隆志医師 (北野台病院 理事長) のアドバイス
尾内 医師医療機関を選ぶ際、最も大切なのは『納得感』です。
費用が高いには高いなりの、安いには安いなりの理由が必ず存在します。
重要なのは、その理由が『医療の質』に関わる部分なのか、それとも『サービスや設備』に関わる部分なのかを見極めることです。
医師が患者様に十分な説明を行い、リスクも含めて情報を開示しているかどうかが、信頼できる病院の第一条件と言えるでしょう。
「格安大規模院」vs「地域密着の権威」構造を理解する
名古屋のICL市場は、関東や関西と同様に、大手視力矯正クリニックの進出によって大きく変化しました。
具体的には、「レンズをまとめて安く仕入れることで、費用を抑えている」大手と、「大学病院レベルの高度医療と医師の指名制」を売りにする地場の名門眼科という構図です。
大手クリニック(品川近視クリニックなど)は、全国展開による大量のレンズ一括仕入れと、検査・手術の徹底的なマニュアル化によってコストを圧縮しています。
これは工業製品でいうところの「大量生産によるコストダウン」に近いモデルであり、品質が悪いわけではありません。
むしろ、症例数が桁違いに多いため、執刀医の手技が安定しているというメリットもあります。
一方で、地場の名門眼科(中京眼科など)は、研究機関としての側面も持ち合わせています。
難症例への対応や、学会発表を行うようなトップレベルの医師が、時間をかけて一人ひとりの患者を診るスタイルです。
ここには「人件費」と「技術料」が乗ってくるため、必然的に費用は高くなります。
あなたは「標準的な手術を効率よくリーズナブルに受けたい」のか、それとも「多少高くても、名医にじっくり時間をかけて診てもらいたい」のか。
まずはこのスタンスを決めることが重要です。
提示価格の罠:「乱視」と「保証期間」で総額は+10万変わる
Webサイトに大きく表示されている「最安値」を鵜呑みにしてはいけません。
ICLの費用比較において最も注意すべきなのが、「乱視用レンズの追加料金」と「術後保証の内容」です。
私自身、検査を受けるまでは自分が乱視だとは認識していませんでしたが、適応検査の結果、軽度の乱視があることが判明しました。
ICL手術を受ける人の半数以上が、よりクリアな視界を求めて乱視用レンズを選択すると言われています。
しかし、クリニックによっては、乱視用レンズにするだけでプラス10万円前後の追加費用が発生する場合があります。
また、術後の保証期間も重要です。
「1年保証」と「3年保証」では、安心感が全く異なります。
万が一、度数ズレが生じてレンズの入れ替えが必要になった場合、保証期間内であれば無料で対応してもらえますが、期間外であれば数十万円の再手術費用がかかります。
名古屋のクリニックを比較する際は、必ず「乱視あり・3年保証」という条件で横並びにして計算し直す必要があります。
そうしないと、本当のコストパフォーマンスは見えてきません。
執刀医の質:「エキスパートインストラクター」の重要性と名古屋の在籍状況
ICLには、レンズメーカーであるスター・サージカル社が定めた「認定医制度」があります。
認定医の中でも、指導医レベルの権威を持つのが「エキスパートインストラクター」です。
国内に数名しかいないこの称号を持つ医師が、実は名古屋には複数名在籍しています。
これは全国的に見ても非常に珍しい、恵まれた環境です。
エキスパートインストラクターは、他の医師にICLの手術手技を教える立場の医師であり、難易度の高い手術やトラブル対応において圧倒的な知識と経験を持っています。
もしあなたが、極度の強度近視であったり、過去に目の病気をした経験があったりするならば、こうしたトップレベルの医師が在籍するクリニックを選ぶべきでしょう。
逆に、一般的な近視で目の状態も健康であれば、通常の認定医でも十分安全に手術を受けることが可能です。
医師の肩書きは、安心料の一部として価格に反映されています。
自分にとってどのレベルの「安心」が必要かを考えることが、賢い選び方に繋がります。
【徹底比較】名古屋の主要ICLクリニックおすすめ3選(スペック評価)
ここからは、先ほどの判断軸に基づき、名古屋で特に検討候補に挙がりやすい主要3クリニックを徹底比較します。
感情論抜きに、データとファクト、そして実際の現地調査に基づいたスペック評価を行います。
コストパフォーマンス最強:品川近視クリニック 名古屋院


業界最安値クラスの価格設定と、世界No.1の症例実績を誇る最大手クリニックです。
名古屋院はJR名古屋駅から徒歩圏内にあり、広域からのアクセスも良好です。
最大のメリットはやはり「費用」と「効率」です。
会員紹介制度などを利用すれば、他院と比較して20万円近く安くなるケースもあります。
また、検査と手術を別々の日に行うのが通常ですが、品川近視クリニックではレンズの在庫があれば、検査当日に手術まで完了する「1日ICL」というプランも用意されています。
実施可否や対応院、当日の在庫状況等は条件により異なるため、予約時に必ず確認してください。
多忙なビジネスパーソンや、遠方から来院する人にとっては非常に魅力的な選択肢です。
一方で、効率を追求しているがゆえのデメリットもあります。
私が実際に検査を受けた際も感じましたが、院内は非常に混雑しており、検査の待ち時間が長くなる傾向があります。
また、医師の指名制度はありますが、基本的にはシフト制で勤務している多くの医師の中から担当が決まるため、「絶対にこの先生に切ってもらいたい」という強いこだわりがある場合には不向きかもしれません。
「実績は数字で証明されているのだから、標準的な医療が受けられれば十分。それよりもコストを抑えて、浮いたお金を他のことに使いたい」と考える、合理的思考の持ち主におすすめです。
取材・調査メモ
多くの口コミや評判で共通しているのが、「待ち時間を減らすためのシステム化が徹底されている」という点です。
受付から検査までが非常にスムーズに進む一方で、医師一人ひとりが抱える患者数が多いため、診察時間は必要最小限になる傾向があります。
そのため、「もっと詳しく聞きたかった」と後悔しないよう、質問したい内容は事前にメモにまとめて持参することを強くおすすめします。
- 国内最多症例数145万件の実績※1
- 患者様満足度99.2%
- 分割払いOK※2
執刀医指名の安心感と立地:先進会眼科 名古屋


全国展開するクリニックでありながら、医療の質とホスピタリティのバランスを重視しているのが先進会眼科です。
名古屋院は栄エリアに位置し、ショッピングや仕事帰りの通院にも便利です。
先進会眼科の強みは、「執刀医の顔が見える安心感」です。
名古屋院では、実績豊富な岡理事長や院長クラスの医師が執刀を担当することが多く、指名料なしでトップレベルの医師の手術を受けられる可能性があります(時期やプランによるため要確認)。
また、感染症対策にも力を入れており、大学病院レベルのクリーンルーム(手術室)を完備している点も、医療従事者視点では高く評価できます。
費用面では、品川近視クリニックと比較するとやや高めの設定になることが多いです。
また、人気クリニックであるため、土日の予約が埋まりやすく、希望通りの日程で手術を受けるためには早めの行動が必要です。
「安さは大事だが、流れ作業のような対応は不安。しっかりとした説明を受け、信頼できる医師に執刀してもらいたい」という、コストと安心のバランスを重視する慎重派の方に最適です。
国内最高峰の権威:中京眼科


名古屋、ひいては日本の眼科医療をリードする存在と言っても過言ではないのが中京眼科です。
ICLのエキスパートインストラクターである市川一夫医師が在籍しており、学術的な信頼性は群を抜いています。
中京眼科を選ぶ最大の理由は「絶対的な安心感」です。
ICLだけでなく、白内障や網膜疾患など眼科全般の高度な治療を行っているため、万が一の手術トラブルや合併症が起きた際の対応能力が違います。
「手術前の検査が他院よりも圧倒的に細かい」という口コミも多く、目の形状や状態を徹底的に分析した上で、最適なレンズ選定を行ってくれます。
老眼に対応した「老視用ICL(IPCL)」などの特殊なレンズの取り扱い実績も豊富です。
最高レベルの技術を提供する分、費用は名古屋エリアで最も高額な部類に入ります。
品川近視クリニックと比較すると、総額で20万円〜30万円ほどの差が出ることもあります。
また、非常に人気の病院であるため、初診予約から手術までの期間が長くかかる覚悟が必要です。
「目は一生モノの資産。30万円の差額は、今後数十年の安心料と考えれば安いものだ」と割り切れる、品質重視・安全第一の方におすすめです。
▼【比較表】名古屋主要3院の「条件統一」総額費用
| 項目 | 品川近視クリニック 名古屋院 | 先進会眼科 名古屋 | 中京眼科 |
|---|---|---|---|
| 基本手術費(両眼) | 427,000円〜 | 427,000円〜 | 572,000円〜 |
| 乱視用レンズ追加 | +100,000円程度 | +100,000円〜 | 要確認 |
| 3年保証 | ◯(料金に含む) | ◯(要確認) | ◯(料金に含む) |
| 適応検査費用 | 無料 | 無料(条件あり) | 無料 |
| 執刀医指名 | 原則不可(指名料かかる場合あり) | 可能(医師による) | エキスパート指名可能 ※執刀医指名料55,000円 |
| アクセス | 名古屋駅 徒歩7分 | 栄駅 徒歩2分 | 神宮前駅 徒歩1分 |
| 特徴 | コスパ・症例数No.1 | バランス・清潔感 | 圧倒的権威・大学病院級 |
※価格は変動する可能性があります。必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
※中京眼科の費用は、使用するレンズや執刀医によって大きく変動するため、カウンセリングでの見積もりが必須です。
目的・ライフスタイル別!名古屋のICLクリニックランキング
主要3院以外にも、名古屋には魅力的なクリニックが存在します。
あなたの目的やライフスタイルに合わせて、最適なクリニックを選べるようランキング形式で整理しました。
【費用重視】安くて実績のあるクリニック
まずはコストパフォーマンスを最優先する方へ。
初期費用を抑えつつ、一定以上の医療品質が担保されているクリニックです。
- 品川近視クリニック 名古屋院
- やはり総合的な安さは圧倒的です。会員紹介割引や交通費補助制度なども充実しており、実質負担額をさらに下げることが可能です。
【安心・権威重視】インストラクター在籍のクリニック
「多少高くても、日本トップレベルの医師に執刀してほしい」という方へ。
インストラクター資格を持つ医師が在籍するクリニックです。
- 中京眼科
- 前述の通り、国内屈指のエキスパートが在籍。難症例や他院で断られたケースでも相談に乗ってもらえる可能性があります。
- 名古屋アイクリニック
- こちらもICL研究会の世話人を務める中村友昭院長が率いる名門です。中京眼科と並び、学術的な活動にも熱心で、常に最新の知見に基づいた治療を提供しています。金山総合駅から徒歩圏内というアクセスの良さも魅力です。
【土日診療・アクセス】忙しい会社員向け
平日は仕事で休めない会社員の方へ。
土日祝日の診療対応や、駅からのアクセスを重視したセレクトです。
- 先進会眼科 名古屋
- 土日祝日も診療を行っており(不定休あり)、栄駅すぐという立地は買い物ついでに通いやすく便利です。Web予約システムも使いやすく、忙しい現代人に最適化されています。
- 品川近視クリニック 名古屋院
- こちらも土日祝日の診療に対応しています。また、平日も遅くまで診療している日があるため、仕事帰りの検診も可能です。
▼名古屋市内ICL対応眼科リストとアクセス
| クリニック名 | 最寄駅 | 徒歩 | 土日診療 | Googleマップ評価 |
|---|---|---|---|---|
| 品川近視クリニック | 名古屋駅 | 7分 | ◯ | ★4.3 |
| 先進会眼科 | 栄駅 | 2分 | ◯ | ★4.5 |
| 中京眼科 | 神宮前駅 | 1分 | △(土曜のみ) | ★3.8 |
| 名古屋アイクリニック | 金山駅 | 1分 | △(土曜のみ) | ★4.0 |
| 眼科杉田病院 | 矢場町駅 | 3分 | △(土曜のみ) | ★3.9 |
※Googleマップ評価は投稿時点・閲覧タイミングで変動するため、2026年1月時点の参考値として記載しています。最新値は各自で確認してください。
「42.7万円 vs 70万円」の価格差はどこに出る?独自視点で分析
ICLを検討する中で、誰もが一度は抱く疑問。
「同じスター・サージカル社のレンズを目に入れるのに、なぜこんなに値段が違うの?」
この疑問に対して、医療の構造的な視点から深掘りして解説します。
結論から言うと、レンズという「モノ」の値段は同じでも、それを扱う「ヒト」と「環境」、そして「時間」へのコストのかけ方が違うのです。
尾内隆志医師のアドバイス



医療におけるコスト構造は複雑です。
例えば、安価な医療機関では、業務を標準化し、スタッフの配置を最適化することでコストを下げています。これは決して『手抜き』ではなく、企業努力による効率化です。
一方で、高額な医療機関では、一人の患者様に医師が割く時間を長く確保したり、万が一の事態に備えた高度なバックアップ体制(設備維持費や専門スタッフの人件費)にコストをかけています。
『見えない安心』にどこまで対価を払うか、ご自身の価値観と照らし合わせて判断することが大切です。
検査機器と精度の違い:見え方の質(Quality of Vision)への影響
高価格帯のクリニックでは、術前検査に使用する機器の種類や数が異なります。
角膜の形状や目の奥行きを測定する際、複数の異なる原理の機械を使ってダブルチェック、トリプルチェックを行います。
これにより、レンズのサイズ選定の精度を極限まで高めています。
ICL手術において最も恐れるべき失敗の一つは、レンズのサイズが合わないことによる合併症(白内障や緑内障リスクの上昇)です。
サイズ選びは医師の経験と、事前の測定データが命です。
高価格帯のクリニックは、この「データ収集と解析」に莫大なコストと時間をかけているため、結果として「見え方の質」や「長期的な安全性」が高まる傾向にあります。
執刀医の熟練度:手術時間と角膜への負担(侵襲)の差
熟練した医師の手術は、驚くほど短時間で終わります。
片眼数分で終了することも珍しくありません。
手術時間が短いということは、目が切開されている時間が短いということであり、感染症のリスクが減り、角膜へのダメージ(侵襲)も最小限に抑えられます。
結果として、術後の回復が早く、炎症や痛みも少なくなります。
高価格帯のクリニックでは、この「神業」を持つ医師を指名できる権利が含まれていると考えてください。
もちろん、大規模クリニックの医師も症例数をこなしているため技術は高いですが、「誰が担当するか分からない」という不確定要素があります。
術後保証の範囲:再手術・定期検診のコストが含まれているか
見積もりを見る際は、「手術後の検診費用」が含まれているかを必ず確認してください。
格安プランの場合、手術費用は安くても、翌日検診、1週間検診、1ヶ月検診…とその都度、数千円の診察代がかかるケースがあります。
一方、高価格帯のクリニックや「安心プラン」のような設定では、術後1〜3年間の検診費用や薬代がすべてコミコミになっていることが一般的です。
また、万が一レンズの度数が合わなかった場合の「入れ替え手術」や、位置修正の手術費用も、保証期間内であれば無料になる範囲が広い傾向にあります。
トータルで見ると、価格差は「安心のパッケージ料金」の差とも言えます。
ICL手術のリスクとデメリット(名古屋の医療事情含む)
ここまではICLの良い面や選び方を中心に話してきましたが、当然ながら手術にはリスクが伴います。
皆さんであれば、システムのバグや障害リスクを事前に洗い出すことの重要性は理解されているはずです。
ここでは、ICLにおけるリスクを隠さずに列挙します。
ハロー・グレア現象と夜間運転への影響
ハロー・グレアは、ICL後に比較的よく報告される視覚症状です(自覚の有無・程度には個人差があります)。
時間経過で軽減する例もあるため、術前にリスクとして理解しておくことが重要です。
夜間に信号や街灯を見ると、光の周りにリング状の輪っかが見えたり(ハロー)、光がギラギラと伸びて見えたり(グレア)します。
これは、現在主流の「ホールICL(レンズの中央に穴が空いているタイプ)」の構造上、避けられない現象です。
多くの人は数ヶ月で脳が順応し気にならなくなりますが、完全に消えるわけではありません。
特に名古屋は車社会です。
夜間の運転頻度が高い方や、長距離トラックのドライバーなどは、このリスクを慎重に評価する必要があります。
手術前に、ご自身のライフスタイルと照らし合わせてシミュレーションしておくことが重要です。
ホールICLでもゼロではない?白内障・緑内障のリスク推移
ホールICLの登場により、房水の流れを妨げにくくなる設計上の利点があり、従来型と比べて合併症リスクの低減が報告・示唆されています。
ただしリスクがゼロになるわけではないため、サイズ選定と定期検診が重要です。
レンズのサイズが合わず水晶体に接触すれば白内障の原因になりますし、眼圧が上がれば緑内障のリスクが生じます。
ここで重要になるのが、先ほど述べた「事前のサイズ選定の精度」と「定期検診」です。
名古屋には優秀な眼科医が多いですが、手術を受けたら終わりではなく、年に1回は必ず眼科でチェックを受けるという「メンテナンス意識」を持つことが、リスクを最小化する鍵となります。
万が一のトラブル時、名古屋でどこまで対応できるか(連携病院など)
非常に稀ですが、術後感染症(眼内炎)などの重篤なトラブルが発生した場合、クリニック単独では対応しきれないことがあります。
その際、大学病院などの高度医療機関との連携パスが確立されているかが重要です。
中京眼科や杉田病院のような、もともと地域医療の中核を担っている病院であれば、院内で対応できる範囲が広いです。
一方、独立系のクリニックの場合でも、名古屋市立大学病院や名古屋大学医学部附属病院などへの紹介体制が整っているか、カウンセリング時に確認しておくと安心です。
尾内隆志医師のアドバイス



手術という侵襲的処置を受ける以上、不安を感じるのは生物として正常な反応です。
むしろ、『絶対に大丈夫』とリスクを軽視する方が危険です。
重要なのは、起こりうるリスクを正しく理解し、それに対する対策(定期検診を受ける、異常を感じたらすぐに受診するなど)を自分の中で準備しておくことです。
不安な点は、手術前に医師に何度でも質問してください。それに誠実に答えてくれる医師こそが、あなたの目を守ってくれるパートナーになります。
検査から手術・仕事復帰までのシミュレーション
「手術のスケジュール感が掴めない」という多忙な方のために、一般的なフローと所要時間をシミュレーションしました。
有給休暇の申請や、仕事の調整に役立ててください。
適応検査は瞳孔を開く!車での来院NGと所要時間
まず最初に受けるのが「適応検査」です。
所要時間は2〜3時間です。
重要な注意点は、「散瞳薬(瞳孔を開く目薬)」を使用するため、検査後数時間は手元がぼやけて見えにくくなり、光を眩しく感じることです。
このため、車やバイクでの来院は絶対にNGです。
公共交通機関を利用してください。
検査当日は、PC作業やスマホの細かい文字を見るのも辛くなるため、大事な仕事や会議は入れない方が無難です。
手術当日の流れ:滞在時間は約2〜3時間
手術当日の滞在時間は意外と短く、受付から帰宅まで2〜3時間程度です。
- 来院・受付
- 散瞳(瞳孔を開く)
- 点眼麻酔(注射ではありません!)
- 手術(片眼10分程度)
- 回復室で休憩(30分〜1時間)
- 医師の診察・帰宅
手術自体はあっという間に終わります。
麻酔が効いているので痛みはほとんど感じませんが、眼球を押されるような圧迫感や、冷たい水で洗われる感覚はあります。
術後は保護メガネをかけて帰宅します。
視界はまだぼんやりしていますが、翌日には劇的にクリアになります。
翌日検診と仕事復帰の目安(PC作業はいつからOK?)
手術翌日は必ず検診が必要です。
この時点で、多くの人が視力1.0〜1.5以上に回復しており、感動する瞬間です。
仕事復帰の目安ですが、デスクワークであれば翌日または翌々日から可能です。
ただし、目が疲れやすくなっているため、長時間のPC作業は避け、こまめに休憩をとる必要があります。
力仕事や、埃っぽい場所での作業は1週間程度避けることが推奨されます。
会社員の方は、できれば手術日(金曜など)+土日休み+予備日(月曜有給)で、3〜4日間の休息期間を確保できると理想的です。


▼【グラフ】手術前後のスケジュールと視力回復イメージ
| 時期 | 視力イメージ | 仕事・生活制限 |
|---|---|---|
| 適応検査 | 普段通り(直後はぼやける) | 当日は運転不可・PC作業困難 |
| 〜レンズ待機期間 | 普段通り | コンタクト制限期間あり(手術前3日〜2週間) |
| 手術当日 | 0.0X → ぼんやり見える | 洗髪・洗顔NG、入浴NG、保護メガネ必須 |
| 翌日 | 1.2 〜 1.5 | 首から下のシャワーOK、事務仕事OK |
| 1週間後 | 1.5 (安定) | 洗髪・洗顔OK、軽い運動OK |
| 1ヶ月後 | 1.5 (ハロー・グレア順応中) | プール・温泉・激しい運動OK |
よくある質問(FAQ)
最後に、ICLを検討している人が抱きがちな疑問について、Q&A形式で回答します。
医療費控除を使えば実質いくら戻ってくる?
ICL手術は「自由診療」ですが、医療費控除の対象になります。
年間の医療費が10万円を超えた場合、確定申告をすることで所得税の一部が還付され、住民税が安くなります。
例えば、年収550万円(独身)の方が50万円の手術を受けた場合、概算で約8〜10万円程度(所得税還付+住民税減税)の実質的な負担軽減効果が期待できます。
これは非常に大きいです。
領収書は絶対に捨てずに保管し、翌年の2月〜3月に忘れずに申告してください。
※正確な金額は個人の控除状況によります。国税庁のサイト等でシミュレーションしてください。
将来、白内障になったらレンズはどうする?
ICLの最大のメリットは「可逆性(元に戻せること)」です。
将来、加齢によって白内障になった場合は、ICLのレンズを取り出し、同時に白内障の手術(濁った水晶体を人工レンズに入れ替える)を受けることができます。
尾内隆志医師のアドバイス



私たちの体は、年齢とともに変化し続けます。
白内障は老化現象の一つであり、長生きすれば誰もがいつかは直面する病気です。
ICLは『入れたら一生そのまま』ではなく、体の変化に合わせて『リセットできる』という点で、長期的な視点でも理にかなった選択肢と言えます。
将来の手術への影響を心配しすぎることなく、現在のQOL(生活の質)を高めることを優先して良いと考えます。
コンタクトレンズはいつから中止すべき?
正確な検査データを得るために、適応検査の前と手術の前には、一定期間コンタクトレンズの使用を中止する必要があります。
一般的には、ソフトレンズで3日〜1週間、ハードレンズで2週間〜3週間程度の中止期間が求められます。
この期間はメガネ生活になるため、度数の合ったメガネを持っていない方は、事前に作っておく必要があります。
ローン分割払いは可能?金利なしのプランはある?
多くのクリニックで「医療ローン」やクレジットカードの分割払いが可能です。
特に大手クリニックでは、「60回払いまで金利手数料0円」といったキャンペーンを行っていることがあります。
月々数千円〜1万円程度の支払いで手術を受けられるため、まとまった貯金がない若手い方でも決断しやすい仕組みが整っています。
カウンセリング時に支払いのシミュレーションをお願いしてみましょう。
まとめ:名古屋で納得のいくICLを受けるための最終ステップ
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
名古屋でのICL選びは、結局のところ「自分の中での優先順位」を決める作業に他なりません。
- 圧倒的なコストパフォーマンスと実績をとるなら、品川近視クリニック。
- 執刀医の顔が見える安心感と立地のバランスをとるなら、先進会眼科。
- 費用は高くても、日本最高峰の権威と技術を買うなら、中京眼科。
どの選択も間違いではありません。
大切なのは、あなたがその選択に「納得」しているかどうかです。
尾内隆志医師の総括



医療を受ける上で、不安があるのは当然のことです。
しかし、悩んでいるだけでは何も解決しません。
まずは専門医と直接対話し、自分の目の状態を知ること。そして、疑問点がなくなるまで質問することをお勧めします。
納得できるまで説明を聞き、信頼関係を築けたと感じた時こそが、手術を決断する最適なタイミングです。
あなたの視界がクリアになり、より豊かな生活が送れることを心より願っています。
まずは、第一歩を踏み出してみましょう。
多くのクリニックでは、適応検査やカウンセリングを無料で行っています。
「手術を受けるかどうか」を決めるのは、検査を受けて自分の目が適合するかを知ってからでも遅くはありません。
むしろ、検査を受けてみて「クリニックの雰囲気」や「スタッフの対応」を肌で感じることこそが、ネット検索だけでは得られない、あなただけの「正解」を見つける最短ルートです。
クリニック選び最終チェックリスト
最後に、予約前の確認用チェックリストを用意しました。
▼予約前チェックリスト
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 予算 | 乱視用レンズ代、3年保証を含めた総額は予算内か? |
| 医師 | 執刀医の実績や資格(インストラクター等)に納得しているか? |
| アクセス | 術後検診(翌日、1週間、1ヶ月…)に通い続けられる場所か? |
| スケジュール | 手術前後3〜4日間の休暇・調整が可能か? |
| 直感 | 医師やスタッフの説明は丁寧で、信頼できそうか?(※検査時に確認) |
おすすめクリニックの公式サイト・予約はこちら
- 国内最多症例数145万件の実績※1
- 患者様満足度99.2%
- 分割払いOK※2

