AGA(男性型脱毛症)の治療を検討し始めると、必ずと言っていいほど耳にする二つの成分名があります。それが「フィナステリド」と「ミノキシジル」です。
多くのクリニックでこの二つの併用療法が提案されていますが、慎重な方であればあるほど、次のような疑問や不安を抱かれるのではないでしょうか。
「本当に二種類も薬を飲む必要があるのか?」
「副作用のリスクが倍増してしまうのではないか?」
「まずはどちらか一つから始めるべきではないか?」
結論から申し上げますと、本気で発毛を目指し、かつての毛量を取り戻したいのであれば、「併用」が最も効果的かつ理にかなった選択肢です。
ただし、それには医師による適切なリスク管理が不可欠となります。
AGA治療において、フィナステリドは「守り(抜け毛抑制)」、ミノキシジルは「攻め(発毛促進)」という明確に異なる役割を持っています。
これらを組み合わせることで、単剤治療よりも高い改善効果が得られることは医学的にも実証されています。
しかし、効果が高い反面、コストや副作用への懸念から、どのように組み合わせるべきか悩む方は少なくありません。
この記事では、精神科医として心身両面からのケアに精通し、多くの患者様の悩みに向き合ってきた尾内 隆志 医師監修のもと、以下の3点を中心に解説します。
- 図解でわかる「守り」と「攻め」のメカニズムと相乗効果
- 「ミノキシジル内服」のガイドライン推奨度と現場での処方実態
- 副作用(性機能・循環器系)の正確な発生率と対処法
フィナステリドとミノキシジルの決定的な違い【比較表あり】
AGA治療を成功させるための第一歩は、薬の役割を正しく理解することです。
多くの患者様が「どちらも髪を生やす薬」と混同されがちですが、厳密にはその作用機序(メカニズム)は全く異なります。
理系的な視点をお持ちの方であれば、原因に対するアプローチの違いを理解することで、なぜ併用が推奨されるのかが腑に落ちるはずです。
まずは、両者の違いを整理した以下の表をご覧ください。
▼フィナステリド vs ミノキシジル 比較一覧表
| 項目 | フィナステリド(プロペシア等) | ミノキシジル(ロゲイン・タブレット等) |
|---|---|---|
| 役割 | 守り(進行遅延・現状維持) | 攻め(発毛促進・育毛) |
| 主な効果 | ヘアサイクルを正常に戻し、抜け毛を減らす | 毛母細胞を活性化させ、太く強い髪を作る |
| 作用機序 | 5αリダクターゼ(II型)を阻害し、DHTの生成を抑制 | 血管拡張作用、毛乳頭細胞への直接刺激 |
| 効果実感までの期間 | 早くて3〜6ヶ月(抜け毛の減少) | 早くて3〜4ヶ月(産毛の発毛) |
| ガイドライン推奨度 | A(行うよう強く勧める) | 外用:A / 内服:D(行うべきではない) |
| 主な副作用 | 性欲減退、勃起機能不全(ED)、肝機能障害 | 動悸、めまい、むくみ、多毛症、初期脱毛 |
※ガイドライン推奨度は「日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」に基づく
このように、両者は「脱毛を防ぐ」のか「発毛を促す」のかという点で、全く逆のベクトルを持っています。それぞれのメカニズムを詳しく見ていきましょう。

フィナステリド:進行を食い止める「守りの盾」
フィナステリドは、AGAの根本原因に直接アプローチする、いわば「守りの盾」です。
AGA(男性型脱毛症)の主な原因は、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、頭皮に存在する還元酵素「5αリダクターゼ(II型)」と結びつき、「DHT(ジヒドロテストステロン)」という悪玉脱毛ホルモンに変換されることにあります。
このDHTが毛乳頭細胞にある受容体に取り込まれると、髪の成長期を極端に短くするシグナルが出されます。
通常、髪は2〜6年かけて太く長く成長しますが、DHTの影響を受けると数ヶ月〜1年程度で成長が止まり、十分に育つ前に抜け落ちてしまいます。これがAGAによる薄毛のメカニズムです。
フィナステリドは、この5αリダクターゼの働きを阻害することで、テストステロンがDHTに変換されるのを防ぎます。
結果として、短縮されていたヘアサイクル(毛周期)が正常な長さに戻り、髪が太く成長する時間を確保できるようになります。
「まずはこれだけでも飲むべき」と言われる理由は、AGAが進行性の疾患であり、この「負の連鎖」を断ち切らない限り、どんなに育毛剤を使ってもザルに水を注ぐような状態になってしまうからです。
ミノキシジル:新しい髪を生やす「攻めの剣」
一方で、ミノキシジルは髪を作る工場である「毛母細胞」に直接働きかけ、発毛を促す「攻めの剣」です。
もともとは高血圧の治療薬(降圧剤)として開発されましたが、副作用として多毛が見られたことから、発毛剤として転用された経緯があります。その主な作用は「血管拡張作用」です。
頭皮の血管を拡張させて血流を改善することで、髪の成長に必要な酸素や栄養素を毛根までスムーズに届けます。
さらに、毛乳頭細胞を直接刺激して、発毛因子(VEGFやIGF-1など)の産生を促し、休止期(お休み中)にある毛根を叩き起こして、成長期へと移行させる働きがあります。
特に、既に薄くなってしまい地肌が見えている頭頂部や、産毛化してしまった生え際に対して、「新しい髪を生やす」「細くなった髪を太くする」という点では、フィナステリド以上のパワーを発揮します。
ここで重要なのが、ミノキシジルには「外用薬(塗り薬)」と「内服薬(タブレット)」の2種類が存在するという点です。
一般的にドラッグストアで購入できるのは「外用薬」のみであり、「内服薬」は医師の処方が必要なクリニック独自の治療薬となります。
この区別については、後ほど「【重要】ミノキシジル「内服薬(タブレット)」の是非とリスク」で詳しく解説します。
なぜ「併用」が推奨されるのか?相乗効果と医学的根拠
「違いはわかったけれど、なぜ両方飲む必要があるの?片方だけではダメなの?」
これは非常に真っ当な疑問です。薬の量は少ないに越したことはありません。
しかし、多くの専門医が「本気で治すなら併用」と口を揃えるのには、明確な医学的根拠があります。
それは、作用点が異なる薬を組み合わせることで、「1+1=2」以上の相乗効果が期待できるからです。
作用点が異なるため効果が倍増する(アクセルとブレーキの関係)
AGA治療におけるフィナステリドとミノキシジルの関係は、よく「ブレーキ」と「アクセル」に例えられます。
- フィナステリド(ブレーキ): 脱毛の進行という坂道を転がり落ちる車を止める。
- ミノキシジル(アクセル): エンジンをふかして、山頂(フサフサな状態)へ向かって車を進める。
もし、ミノキシジル単体(アクセルのみ)で使用した場合どうなるでしょうか?
髪を生やす力は働きますが、脱毛の原因物質(DHT)は作られ続けているため、「一生懸命生やしているそばから抜けていく」という状態になりかねません。
これは、底に穴の空いたバケツに水を注ぎ続けているようなものです。
逆に、フィナステリド単体(ブレーキのみ)で使用した場合はどうでしょうか?
抜け毛は確実に減り、進行は止まります。現状維持には最適です。
軽度の薄毛や、まだ毛量が十分にあり「今の状態をキープしたい」という目的であれば、フィナステリド単体でも十分に効果を期待できます。
しかし、既に失われてしまった毛髪を劇的に復活させるほどの「発毛力」は弱いため、見た目の劇的な変化(フサフサ感)を得るまでには非常に長い時間がかかるか、あるいは現状維持止まりになる可能性があります。
併用療法を行うことで初めて、「バケツの穴を塞ぎ(抜け毛を止め)、大量の水を注ぐ(発毛させる)」という理想的な環境が整います。
これこそが、短期間で最大限の効果を引き出すためのロジックなのです。
【医師解説】併用療法で効果が出やすい人の特徴
では、どのような人が併用療法を選ぶべきなのでしょうか。
一般的には、以下のようなケースで併用が強く推奨されます。
- 進行度: 中等度以上(地肌が透けて見える範囲が広い)。
- 目的: 「現状維持」ではなく、「明らかに髪を増やしたい」という強い希望がある。
- 期間: 結婚式やイベントなど、目標とする時期があり、6ヶ月〜1年という短期間で結果を出したい。
ここで、本記事の監修者である尾内医師に、「治療開始のタイミングと時間の価値」について解説していただきました。
AGA治療における「時間」の重要性とメンタルヘルス
多くの患者様が「まずはフィナステリドだけで様子を見たい」とおっしゃいます。副作用や費用への不安から、そのように考えるのは非常に自然なことですし、軽度の方であればそれでも十分な場合もあります。
しかし、AGAは進行性の疾患です。「まずは守りの薬だけで」と半年、1年と様子を見ている間に、毛根の寿命が尽きて完全に死滅してしまうと、後から慌ててミノキシジルを追加しても、期待通りの効果が得られなくなることがあります。これを医学的には「不可逆的な変化」と呼びます。
特に、30代半ば以降で頭頂部の透け感が気になり始めている方や、鏡を見るたびに憂鬱になってしまうほど悩んでいる方の場合、最初から「併用療法」を選択して最短ルートで毛量を戻し、ご自身が納得できる状態になってから、ミノキシジルを減薬して「守りの薬」だけで維持するプランへ移行することを提案するケースが多いです。
髪の悩みは自己肯定感に直結します。「生えるかどうか不安な期間」を長く過ごすよりも、早期に結果を出して自信を取り戻すことは、メンタルヘルスの観点からも非常に有意義であると私は考えています。
【重要】ミノキシジル「内服薬(タブレット)」の是非とリスク
ここからは、多くのクリニックやWebサイトが曖昧にしがちな、しかし患者様が最も知っておくべき「不都合な真実」について、包み隠さず解説します。
それは、ミノキシジルの「内服薬(通称:ミノタブ)」についてです。
多くのAGAクリニックの発毛コースには、この「ミノキシジル内服薬」が含まれています。
しかし、ご自身で調べられた方ならご存知かもしれませんが、日本皮膚科学会のガイドラインでは、この内服薬は推奨されていません。
この「ガイドラインの評価」と「現場での処方実態」のギャップに、多くの患者様が戸惑います。
なぜこのような乖離が起きているのか、その理由とリスクを正しく理解しましょう。
ガイドラインで「推奨度D」とされている理由
まず、事実として押さえておくべきなのは、日本皮膚科学会が発行する「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」において、ミノキシジルの内服は「推奨度D:行うべきではない」と判定されていることです。
理由は主に以下の2点です。
- 副作用のリスク: もともと降圧剤(血圧を下げる薬)であるため、全身の多毛症だけでなく、動悸、息切れ、手足のむくみ、心膜液貯留などの循環器系への副作用が生じる可能性があること。
- 臨床試験データの不足: 日本国内において、AGA治療薬としての臨床試験(治験)が行われておらず、厚生労働省の承認を得ていないこと。
つまり、効果がないから推奨しないのではなく、「発毛効果はあるかもしれないが、全身への副作用リスクを考慮すると、皮膚科学会としては公に推奨できない」というスタンスなのです。
国内未承認薬であるため、万が一重篤な副作用が出た場合でも、「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となる点も大きなリスク要因です。
それでも多くのクリニックが内服を処方する理由
では、なぜ多くのAGA専門クリニックは、ガイドラインで推奨されていない内服薬を処方するのでしょうか?決して営利目的だけではありません。
そこには、現場の医師たちが直面している「外用薬の限界」という現実と、「最新の医学的知見」があります。
- 外用薬の吸収率: 塗り薬(外用薬)は、頭皮のバリア機能に阻まれて成分が浸透しにくく、人によっては十分な効果が得られないことがあります。
- 圧倒的な発毛効果(Experience): 臨床現場の実感として、内服薬は外用薬に比べて成分が血流に乗って全身の毛乳頭に届くため、発毛効果の強さとスピードが段違いであるという事実があります。
- 最新のエビデンス: 2017年のガイドライン発行後も世界中で研究が進んでいます。例えば、2023年に発表されたランダム化比較試験(JAMA Dermatol)では、低用量のミノキシジル内服が5%外用薬と同等の効果を示し、副作用も管理可能な範囲であると報告されました。また、2024年には専門家による国際的なコンセンサスも形成されつつあり、世界的に内服療法の見直しが進んでいます。
つまり、クリニックでの処方は、ガイドラインを無視しているわけではなく、「リスクを承知の上で、最新の知見と医師の厳重な管理下において、メリット(発毛)を最大化する」というアプローチなのです。
医師が教える「内服」を選択する場合の絶対条件
もしあなたが、ガイドライン推奨度Dであることを理解した上で、高い発毛効果を求めて「ミノキシジル内服」を選択する場合、以下の条件をクリアしているか必ず確認してください。
- 心疾患・腎疾患の既往がないこと: 心臓や腎臓に負担がかかる薬です。健康診断で異常を指摘されたことがある方は、原則として避けるべきです。
- 定期検診を実施しているクリニックであること: 初診時だけでなく、定期的に血液検査(肝機能、腎機能など)や血圧測定を行ってくれるクリニックを選んでください。薬を渡すだけのクリニックは危険です。
- すぐに相談できる体制があること: 動悸やむくみを感じた際、すぐに医師と連絡が取れる環境が必要です。
以下のフローチャートを参考に、ご自身のスタンスを決めてみてください。

副作用の確率と具体的な対処法【Q&A】
「薬を飲むとED(勃起不全)になる」「動悸が止まらなくなる」といったネット上の噂を目にして、治療を躊躇している方も多いでしょう。
副作用は確かに存在しますが、確率や対処法を正しく知ることで、過度な恐怖心を取り除くことができます。ここでは、代表的な副作用について解説します。
性機能障害(ED・性欲減退)は本当に起こる?
フィナステリドの副作用として最も懸念されるのが、リビドー(性欲)減退やEDなどの性機能障害です。
しかし、プロペシア(フィナステリド製剤)の添付文書や臨床試験データを見ると、その発現率は1〜5%程度と報告されています。
- リビドー減退:1.1%
- 勃起機能不全:0.7%
(※国内臨床試験データより)
決して高い数字ではありません。なお、科学的な因果関係は未確定で議論が続いていますが、極めて稀なケースとして、服用中止後も症状が持続する「ポストフィナステリド症候群(PFS)」を訴える報告もあります。
過度に恐れる必要はありませんが、違和感が続く場合は早めに医師へ相談することが重要です。
また、実際の臨床現場では「プラセボ効果(ノセボ効果)」の影響も大きいとされています。
「この薬を飲むとEDになるかもしれない」という不安や思い込みが、精神的なプレッシャーとなって実際に勃起力を低下させてしまうケースです。
尾内医師は、精神科医の視点から以下のように分析しています。
心因性EDと副作用の見極め
男性の性機能は非常にデリケートで、精神的なコンディションに大きく左右されます。実際にカウンセリングを行っていても、薬理的な副作用というよりは、「ハゲてしまったことへの自信喪失」や「副作用への過度な不安」がストレスとなり、EDを引き起こしているケースが少なくありません。
もし治療中に性機能の低下を感じた場合でも、独断で中止せず、まずは医師にご相談ください。血液検査でホルモン値を測ることもできますし、ED治療薬(バイアグラ等)との併用も可能です。また、より副作用の少ない外用薬への切り替えなど、選択肢はいくつもあります。
動悸・めまい・むくみへの警戒レベル
ミノキシジル内服薬を使用する場合、特に注意すべきなのが循環器系の副作用です。血管を強制的に広げる作用があるため、血圧が下がり、それを補おうとして心臓が早く動くことで動悸が起こることがあります。
初期症状: 階段を上った時の息切れ、立ちくらみ、顔や手足のむくみ(指輪がきつくなる、靴下の跡が消えないなど)。
対処法: 飲み始めの1〜2週間は体が慣れていないため起こりやすいですが、生活に支障が出るレベル(安静にしていても動悸がする、胸が痛い)であれば、即座に服用を中止し、処方医に連絡してください。
副作用のリスクを減らすため、最初はごく低用量(例えば2.5mg以下)から始めて体を慣らし、徐々に適正量まで増やしていく「漸増療法」も有効です。
用量調整によって症状が改善する場合も多いため、自己判断せず医師と相談しながら進めましょう。
恐怖の「初期脱毛」はいつまで続く?

治療開始から2週間〜1ヶ月ほど経った頃、一時的に抜け毛が増える現象を「初期脱毛」と呼びます。
「髪を増やそうとして飲んだのに、逆に抜けた!」とパニックになり、この時点で治療をやめてしまう方がいらっしゃいますが、これは薬が効き始めた証拠(好転反応)ですので、絶対にやめてはいけません。
メカニズムは以下の通りです。
- ミノキシジルの効果で毛母細胞が活性化し、新しい髪が作られ始める。
- 休止期(成長が止まって頭皮に留まっていた古い髪)が、下から生えてきた新しい髪に押し出される。
- 一時的に抜け毛が増える。
古い髪はいずれ抜ける運命にあった髪です。ここを乗り越えれば、太く強い髪が生え揃ってきます。
私が以前カウンセリングを担当した30代の患者様(Aさん)も、治療開始3週間目で「洗髪時の抜け毛が倍になった、怖いからやめたい」と電話をかけてこられました。
「今は畑を耕して、古い枯れ草を取り除いている時期です。ここを耐えれば必ず芽が出ます」と説得し、なんとか継続していただきました。
その後、2ヶ月目には抜け毛がピタリと止まり、4ヶ月目にはご自身でも驚くほど生え際に産毛が密集し始めました。
半年後の検診では「あの時やめなくて本当によかった」と笑顔で仰っていたのが印象的です。初期脱毛は「平均して1ヶ月半〜2ヶ月程度」で必ず収まります。
治療費用の相場と「個人輸入」の危険性
継続治療が必要なAGA治療において、コストは重要な判断基準です。
しかし、費用を抑えたい一心で「個人輸入代行サイト」を利用することは、医療従事者として断固として反対します。
クリニック処方の月額相場(単剤 vs 併用)
まずは、正規の医療機関(クリニック)で処方を受けた場合の一般的な相場を知っておきましょう。
- フィナステリド単体: 月額 3,000円 〜 7,000円
- 併用療法(フィナ+ミノキ内服): 月額 10,000円 〜 15,000円
- 併用療法(フィナ+ミノキ外用): 月額 10,000円 〜 18,000円
最近では、特許切れに伴うジェネリック医薬品(後発薬)や、オンライン診療専門のクリニックが増えたことで、併用療法でも月額1万円以下で始められるケースが増えてきました。
この程度の金額差であれば、安全性を捨ててまで個人輸入のリスクを冒すメリットはありません。
個人輸入代行が「絶対にNG」である3つの理由
ネット上には「同じ成分の薬が半額以下で買える」という個人輸入代行サイトが存在しますが、以下の3つの致命的なリスクがあります。
- 偽造薬のリスク: 海外からの輸入品には、有効成分が全く入っていない粗悪品や、不純物(有害物質)が混入している偽造薬が紛れ込んでいる可能性があります。見た目だけでは判断できません。
- 健康被害救済制度の対象外: 正規の処方薬で重篤な副作用が出た場合、国からの医療費給付などが受けられる「医薬品副作用被害救済制度」がありますが、個人輸入薬はすべて自己責任となり、救済対象外です。
- 医師の管理がない危険性: 特に併用療法を行う場合、肝機能値の上昇や血圧の変化など、定期的なチェックが必須です。自己判断での服用は、重大な健康被害に気づけない恐れがあります。
厚生労働省も、個人輸入に関する注意喚起を行っています。
よくある質問(子作り・やめどき・飲み合わせ)
最後に、診察室でよく聞かれる細かい疑問について、Q&A形式で簡潔にお答えします。
まとめ:自己判断は禁物。まずは医師の診断で「現在地」を知ろう
ここまで解説してきた通り、AGA治療においてフィナステリドによる「守り」とミノキシジルによる「攻め」を適切に組み合わせることは、確実な改善への最短ルートです。
- フィナステリド: 抜け毛を止め、将来の自分を守る(推奨度A)。
- ミノキシジル: 失われた髪を取り戻し、見た目を変える(外用は推奨度A、内服は医師管理下で)。
しかし、これらはサプリメントではなく効果の強い「医薬品」です。
ネットの情報だけで自己判断して個人輸入に手を出したり、副作用を過度に恐れて治療を先延ばしにするのは避けましょう。
まずは専門クリニックの無料カウンセリングを利用し、マイクロスコープで頭皮の状態を見てもらった上で、「自分はいま、守りだけで良いのか、それとも攻めも必要なのか」を専門医に診断してもらうことが大切です。
あなたの髪の状態と健康状態に合わせた、オーダーメイドの治療計画こそが、フサフサな髪を取り戻すための最も安全で確実な鍵となります。
本記事のポイント・チェックリスト
最後に、治療をスタートする前の確認リストをまとめました。

[ DMMオンラインクリニック 公式サイトで無料カウンセリングを予約する]
参考文献・引用元

