ザガーロ(デュタステリド)の副作用について、医師監修で確率・妊活・献血ルールを解説するイメージ

ザガーロ副作用の確率は?ED・性欲低下・妊活/献血ルール【医師監修】

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この記事の監修者
尾内 隆志 (おない たかし) Takashi Onai, M.D.
  • 資格:公益社団法人 日本精神神経学会 精神科専門医
  • 所属・役職:医療法人社団青雲会 北野台病院 理事長
  • 専門分野:臨床精神科医学一般、EDに伴う心理的側面
  • 医籍登録:医師免許取得:平成12年5月(医籍登録番号:409881)
学歴・職歴(要点を表示)
【学歴】
郁文館高等学校(平成3年4月〜平成6年3月)
聖マリアンナ医科大学 医学部医学科(平成6年4月〜平成12年3月)

【職歴】
東京大学医学部附属病院 精神神経科(平成12年4月〜平成13年5月)
針生ヶ丘病院 精神科(平成13年6月〜平成15年5月)
初石病院 精神科(平成15年6月〜平成17年5月)
手賀沼病院 精神科(平成17年6月〜平成18年12月)

理事長/院長よりご挨拶:
昭和32年の開院以来、地域の皆様に支えられ半世紀をこえる歴史を重ねてまいりました。社会や生活スタイルの変化に伴い精神医療も大きく変化しています。私たちは優しく開かれた医療をめざし、地域に根ざした活動を推進し、患者様・ご家族に安心いただけるホスピタルづくりに尽力してまいります。

ザガーロ(一般名:デュタステリド)は、従来のAGA治療薬よりも高い発毛効果が期待できる反面、副作用への不安から服用を躊躇する方が少なくありません。

特に「性機能への影響」や「将来の子作りへの不安」は、30代を中心とした働き盛りで家庭を持つ世代にとって深刻な悩みです。

結論:ザガーロの副作用(性機能低下等)の発現率は、主要な臨床試験データにおいて約16〜17.1%と報告されています。

数値だけを見ると不安を感じるかもしれませんが、その多くは適切な対処や医師への相談で管理可能です。

本記事では、精神科専門医の知見を交え、身体と心の両面から副作用の真実に迫ります。

この記事でわかること 3 点

  • 副作用の発生確率(約16〜17%) と、試験データごとに異なる数値の正しい読み解き方
  • 妊活中・子作りへの影響と、服用中に絶対に守るべき「献血禁止」等の重要ルール
  • 精神科専門医の視点による、副作用への恐怖(予期不安)を解消するための心理的セルフケア
目次

ザガーロ(デュタステリド)副作用の全体像と発現確率

ザガーロの副作用を検討する上で、まずは「数字」という客観的なエビデンスを整理しましょう。

多くのユーザーが抱く「強い薬=副作用も比例して激しい」というイメージに対し、最新の臨床データに基づいた正確な全体像を把握することが、不安解消の第一歩となります。

主要臨床試験で認められた「約16~17%」の正体

ザガーロ承認時の臨床試験データを確認すると、デュタステリド群全体の副作用発現率は17.1%(557例中95例)と記載されています。

また、日本人120例を対象に52週間にわたって0.5mgを投与した国内長期試験においても、16.7%(120例中20例)という数値が報告されています。

かつて一部で引用されていた「10.9%」という数値は、特定の条件下での部分的な集計であった可能性が高いと言えます。

医療現場における実態としては、「10人に1〜2人程度(およそ6人に1人)」に副作用が出る可能性があると理解するのが正確です。

この数字は一見高く感じられるかもしれませんが、その多くは管理可能な範囲内であり、過度に恐れる必要はありません。

プロペシア(フィナステリド)と比較した副作用リスクの「多角的な視点」

一般的傾向として、フィナステリド(プロペシア)の副作用発現率は国内調査で約4.0%と報告されており、ザガーロの約17%という数字と比較すると、ザガーロの方がリスクが高いように見えます。

しかし、これらは試験の母集団や観察期間、評価基準が異なるため、単純に比較して「どちらが安全か」を断定することは困難です。

実際、国際共同試験のデータでは、フィナステリド1mg群の副作用発現率が20%と報告された例もあり、同じ試験内のザガーロ0.5mg群(16%)よりも高く出たケースも存在します。

総合的に見れば、両薬の副作用リスクに極端な開きがあるわけではなく、「ザガーロだからといって特別に副作用が多いわけではない」というのが、エビデンスに基づく誠実な解釈です。

副作用が出やすい時期と持続期間の目安

副作用の多くは、服用を開始してから3ヶ月以内に現れることが多いとされています。

これは、体内のホルモンバランスが薬の作用によって変化し、新しい状態に順応しようとする過程で生じる一時的な不均衡が原因の一つです。

2025年現在、長期服用に関する知見も蓄積されていますが、半年から1年と継続する中で体が順応し、副作用が自然に軽減するケースも多く報告されています。

重要なのは、フィナステリド国内調査の4.0%という低率なデータも、ザガーロの17%前後のデータも、試験条件の違いを踏まえて多角的に捉えることです。

尾内医師 (精神科専門医) のアドバイス

尾内 医師

約16〜17%という数字を耳にすると『6人に1人』という実感が湧き、少し不安になるかもしれません。しかし、医学の世界では『8割以上の人は副作用を経験せずに治療を続けている』という事実に着目します。また、フィナステリドとの差が試験によって逆転することからも分かる通り、副作用の感じ方には個人差や心理的状況が大きく寄与します。数字という『点』ではなく、自身のQOL(生活の質)と発毛効果のバランスという『面』で治療を捉えましょう。

副作用が出やすい時期と持続期間の目安

副作用の多くは、服用を開始してから3ヶ月以内に現れることが多いとされています。

れは、体内のホルモンバランスが薬の作用によって変化し、新しい状態に順応しようとする過程で生じる一時的な不均衡が原因の一つです。

2026年現在、長期服用に関する知見も蓄積されていますが、半年から1年と継続する中で体が順応し、副作用が自然に軽減するケースも多く報告されています。

ただし、症状が重い場合や日常生活に支障をきたす場合は、決して無理をせず医師に相談することが鉄則です。

尾内医師 (精神科専門医) のアドバイス

尾内 医師

10〜17%という数字をどう受け止めるかが重要です。これは裏を返せば、8割以上の方は大きな副作用を感じずに服用できているという事実でもあります。大切なのは数字に怯えることではなく、自分の体調変化を客観的に見つめる余裕を持つことです。精神的な不安が強すぎると、脳が過敏に反応し、本来は軽い症状を重く感じさせてしまうこともあります。

【最重要】性機能への副作用:リビドー減退・ED・射精障害

将来のライフプランやパートナーとの関係を大切にする世代にとって、最も懸念されるのが「男としての機能」への影響です。

なぜ、AGA治療薬を飲むことで性機能に変化が起きるのでしょうか。そのメカニズムを深掘りします。

なぜデュタステリドで性欲が減るのか?ホルモンのメカニズム

ザガーロ(デュタステリド)が5α還元酵素のI型・II型を阻害し、DHT生成を抑制する仕組みの図解

デュタステリドは、男性ホルモンであるテストステロンが、より強力なDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されるのを防ぎます。

テストステロンそのものの血中濃度が下がるわけではありませんが、DHT は脳内でも作用しており、意欲や性的な興奮に関与していると考えられています。

この DHT が急激に減少することで、脳が「性的な刺激」に対して鈍くなり、結果としてリビドー(性欲)の減退を感じる場合があるのです。

勃起不全(ED)が起きた場合の発生率と回復の可能性

勃起不全(ED)の発現率は、主要な試験データにおいて約3.5%〜5.0%程度です。

これは「全く立たなくなる」という極端な状態だけでなく、「硬さが足りない」「中折れする」といった主観的な違和感も含みます。

ザガーロの成分(デュタステリド)は、フィナステリドに比べて血中半減期が長く、体内に留まる時間が長いのが特徴です。

そのため、中止したとしても効果や副作用が消えるまでに数ヶ月かかることがありますが、薬の成分が完全に抜ければ、物理的な要因による ED は改善するのが一般的です。

射精障害(精液量減少)がパートナーとの関係に与える影響

射精障害、特に「精液量の減少」も報告されています。これは、DHT が前立腺や精嚢の機能を維持する役割を担っているためです。

精液が少なくなったからといって、必ずしも不妊に直結するわけではありませんが、心理的な違和感や「物足りなさ」を感じることで、性生活の質(QOL)に影響を与える可能性があります。

パートナーとのコミュニケーションにおいて、この記事で得た知識を共有し、過度な心配を避けることが重要です。

ポストフィナステリド症候群(PFS)と長期的な安全性

服用を中止した後も性機能障害や抑うつ症状が続く「ポストフィナステリド症候群(PFS)」という概念がありますが、2026年現在の研究においても、デュタステリドにおいて PFS が科学的に確立された証拠は見つかっていません。

多くの専門家は、服用中の心理的ダメージが中止後も尾を引いている可能性や、加齢による自然な変化との混同を指摘しています。

過度にこのリスクを恐れるよりも、初期段階で医師と連携し、心身の健康を維持することに注力すべきです。

精神科医・尾内医師の視点

尾内 医師

性機能の悩みは非常にデリケートで、プライドやパートナーとの関係に直結します。精神医学の分野では『心因性ED』は非常に一般的です。薬の物理的な影響以上に、『薬を飲んでいるからダメかもしれない』という不安が、脳からの勃起指令をブロックしてしまうのです。副作用を感じた際は、それが本当に薬によるものか、あるいは不安によるものかを切り分けるために、リラックスできる環境作りも並行して行いましょう。

【臨床現場での相談事例】

実際のカウンセリング現場では、副作用への不安から医師に相談できず、一人で悩み続けた結果、ストレスから不眠や体調不良を併発してしまうケースが見受けられます。

しかし、勇気を出して再診時に「違和感がある」と伝えた方の多くは、医師による休薬の提案や成分量の調整、あるいは不安要素の解消(医学的説明)を受けることで、心身のバランスを取り戻し、納得感を持って治療を継続されています。

妊活・子作り・献血への影響と厳守すべきルール

「将来子供が欲しい」「現在妊活中である」という方にとって、ザガーロの服用は慎重に判断すべき事項です。

ここでは、医学的に証明されているリスクと、絶対に守らなければならない社会的ルールについて解説します。

子作り中に服用して大丈夫?精子への移行と胎児へのリスク

最も多い質問が「男性がザガーロを飲んでいる間に授かった子供に影響はないか?」というものです。

理論上、男性の精液中に移行するデュタステリドの量は極めて微量です。

メーカーの資料によれば、服用中の男性の精液が女性の体内に吸収されたとしても、胎児の生殖器発達に影響を与えるレベルには到底達しないとされています。

しかし、リスクを 100% 排除したいと考える場合は、子作りの期間(特に受精前後)のみ一時的に休薬するという選択肢を医師と相談するのが一般的です。

女性や子供が薬に触れてはいけない理由(経皮吸収の危険性)

ザガーロの服用において、最も警戒すべきは「本人以外の接触」です。

特に妊婦(または妊娠している可能性のある女性)がデュタステリドに触れることは厳禁です。

この薬は皮膚からも吸収される(経皮吸収)性質があり、胎児が男児であった場合、その生殖器の発達を阻害する恐れがあるためです。

  • カプセルを割らない(内容物に触れない)
  • 女性や子供の手の届かない場所に保管する
    これらは、副作用以前の「絶対的な安全ルール」として徹底してください。

【半年間の禁止】服用中および中止後の献血制限について

ザガーロ服用中の方は、献血ができません

デュタステリドは血中半減期が非常に長いため、服用を止めてからも成分が体内に長く留まります。

もし、あなたの血液が妊娠中の女性に輸血された場合、胎児に重大な影響を及ぼすリスクがあるからです。

日本赤十字社の規定では、服用中止後 6 ヶ月間は献血を控えるよう定められています。

これはフィナステリド(プロペシア)の 1 ヶ月と比較しても非常に長い期間ですので、社会的な責任として必ず覚えておきましょう。

フィナステリドは献血禁止1か月、ザガーロ(デュタステリド)は献血禁止6か月とされる期間の違いを示した図

肝機能障害と全身にあらわれる副作用

ザガーロは肝臓で代謝される薬であるため、内臓への影響を心配される方も多いでしょう。

特に定期的な健康診断で肝数値の変化を指摘されるビジネスパーソンにとっては見逃せないポイントです。

肝臓への負担:AST・ALT数値上昇の頻度と注意点

臨床試験において、ザガーロの服用によりAST(GOT)ALT(GPT)ビリルビンといった肝機能指標の上昇が報告されることがあります。

頻度は低いものの(1%未満)、もともと肝機能が低下している方や、日常的に多量の飲酒をされる方は注意が必要です。

重篤な肝機能障害は稀ですが、服用開始後は 3 ヶ月〜半年に一度程度の血液検査を受け、数値の推移を確認することをお勧めします。

乳房障害(女性化乳房)の症状と見分け方

デュタステリドの影響で体内のテストステロンとエストロゲン(女性ホルモン)のバランスが変化し、男性であっても乳腺が発達する「女性化乳房」が起こることがあります。

  • 乳首の周辺がチクチク痛む
  • しこりのようなものを感じる
  • 胸が膨らんできた
    これらの自覚症状がある場合は、副作用の可能性があります。放置すると外科的な処置が必要になることもあるため、早めに処方医へ申し出てください。

抑うつ・気分の落ち込み:精神科医が警鐘を鳴らすサイン

意外と知られていないのが、気分の変化です。DHT は脳内で神経ステロイドの生成に関わっており、その減少が気分の落ち込みや意欲の低下を招く可能性が指摘されています。

精神科医・尾内医師の解説

尾内 医師

精神科の臨床現場では、ホルモンバランスの変化がメンタルに与える影響を非常に重視します。ザガーロの服用を開始してから『なんだかやる気が出ない』『以前より落ち込みやすくなった』と感じる場合、それは単なる仕事のストレスではなく、薬による影響(セロトニンやドパミン系の変化)の可能性があります。特に、過去にうつ状態を経験したことがある方は、精神科的側面からも慎重なモニタリングが必要です。

初期脱毛のメカニズム:効果が出始めた証拠か、副作用か

服用を開始して 2 週間から 1 ヶ月ほど経った頃、以前よりも抜け毛が増えて驚く方がいます。これが一般に「初期脱毛」と呼ばれる現象です。

なぜ薬を飲んでいるのに髪が抜けるのか?

初期脱毛は、厳密には「有害な副作用」ではなく、「薬が効いている証拠(好転反応)」と捉えるのが医学的に適切です。

ザガーロの作用で DHT が減少すると、休止期に入っていた細く弱い毛髪が押し出され、新しく健康な毛髪が生え変わる準備を始めます。

つまり、古い毛が抜けるのは「新しい強い髪が生えてくるためのスペース確保」を意味します。

初期脱毛が続く期間と「乗り越え方」のコツ

ザガーロ治療開始後に起こる初期脱毛と、その後に毛髪が回復・成長するV字回復の経過イメージ

初期脱毛の期間は個人差がありますが、一般的には1 ヶ月〜 2 ヶ月程度で収まります。

この時期に「薬のせいで薄毛が進んだ」と判断して服用を止めてしまうのが、最も避けるべきパターンです。

ここで止めてしまうと、生え変わりのサイクルが途絶え、本来得られるはずだった治療効果が得られません。

「今は土壌を入れ替えている最中だ」と前向きに捉え、淡々と服用を続ける忍耐が求められます。

異常な抜け毛と初期脱毛を区別するチェックリスト

初期脱毛かどうかを判断するためのチェックリスト。抜け毛が細い産毛状であること、頭皮に強い炎症がないこと、服用開始2週間〜1か月以内に始まること、全体的にパラパラ抜けることが特徴として示されている
【メディカルコンテンツ編集部による調査補足】

多くの専門医へのヒアリングによれば、デュタステリドへの切り替え直後は、成分の強力さゆえにフィナステリド服用時よりも初期脱毛が顕著に現れる傾向が報告されています。

しかし、その山を越えた 4 ヶ月目以降には、抜け毛が収まるだけでなく、髪の 1 本 1 本が太くなったことを実感する患者様が多いのもこの薬の特徴です。

精神科医が分析する「副作用への恐怖」と予期不安

ザガーロの副作用は身体的要因だけでなく、服用者の心理状態によっても左右されます。

脳が「副作用が出る」と身構える(予期不安)ことで、実際に症状を誘発・増幅させてしまう仕組みを精神科的視点から紐解きます。

「副作用が出るかも」という不安がEDを引き起こす?

これを心理学・医学用語で「ノーシーボ効果」と呼びます。プラセボ(偽薬)の反対で、「悪いことが起きる」と信じ込むことで、実際に身体症状が現れてしまう現象です。

特に性機能については脳の支配が強く、「ザガーロを飲む= ED になる」という強固な刷り込みがあると、脳が性的な興奮をシャットアウトしてしまいます。

これは薬の化学的な作用ではなく、純粋な「心理的ブロック」です。

ストレスマネジメントがAGA治療の成功を左右する理由

AGA 自体が「薄毛へのストレス」を伴う疾患ですが、その治療薬の副作用を恐れるあまりストレスを増大させては本末転倒です。

慢性的なストレスは、自律神経を乱し、血流を悪化させます。これは毛根への栄養供給を阻害するだけでなく、性機能にも悪影響を与えます。

つまり、「副作用を気にしすぎるストレス」そのものが、副作用に似た症状を招くという悪循環に陥るのです。

副作用が出た時の具体的な対処フロー

万が一、副作用と思われる症状が現れてもパニックになる必要はありません。

焦って自己判断で薬を止める前に、リスクを最小限に抑えつつ治療の方向性を決めるための「正しい手順」を確認しましょう。

独断での中止は危険?減量や休薬の判断基準

最もやってはいけないのは、自分の判断で急に薬を止めたり、半分に割って飲んだりすることです(ザガーロのカプセルは割ってはいけません)。

症状が軽い場合は 2 週間ほど様子を見ても良いですが、日常生活に支障がある場合は、まず処方を受けたクリニックに連絡しましょう。

医師は「継続」「休薬」「フィナステリドへの変更」「ED治療薬の併用」など、状態に合わせた最適な代替案を提示してくれます。

副作用を感じたら何科を受診すべきか(皮膚科 vs 精神科)

基本的には、AGA治療を行っている 「皮膚科」または「AGA専門クリニック」が第一窓口です。気分の落ち込みが激しい場合は精神科との連携も検討しましょう。

デュタステリドとフィナステリドの「効果とリスク」天秤

ザガーロ(デュタステリド)とプロペシア(フィナステリド)のどちらを選ぶべきか、多くの人が頭を悩ませます。

双方の「発毛パワー」と「副作用リスク」を冷静に比較し、納得感のある選択をするための判断基準を整理しました。

高い発毛効果 vs 副作用リスクの増大をどう考えるか

臨床試験データによれば、ザガーロ(0.5mg)はフィナステリド(1mg)に比べて、毛髪数において約1.6 倍の増加効果を示しています。

この高い発毛効果(※臨床試験データに基づく)を求めるか、あるいは副作用発現率の低さ(安心感)を優先してフィナステリドに留まるか。

これはあなたの現在の優先順位によります。多少のリスクを理解した上で、効率的に毛量を回復させたいと考えるなら、ザガーロは非常に強力な選択肢になります。

AGA治療の副作用に関するFAQ

ここまでの解説でカバーしきれなかった細かな疑問や、診察現場でよく受ける相談事項について一問一答形式で回答します。

不安をゼロにし、納得して治療を続けるための参考にしてください。

市販のED治療薬(バイアグラ等)と併用できる?

基本的に併用は可能です。ザガーロによる物理的・心理的 ED に対し、バイアグラやシアリスなどの ED 治療薬を処方するクリニックも多くあります。ただし、必ず処方医に併用を伝えてください。

副作用が出たら一生治らない(後遺症)ことはある?

医学的には、薬の成分が排出されれば副作用は消失するのが通例です。「一生治らない」という情報は科学的根拠に乏しく、過度に恐れる必要はありません。

まとめ:正しい知識で「ザガーロの不安」を解消しよう

ザガーロの副作用は、決して「避けられない呪い」ではありません。

約17.1%という数字を正しく理解し、医師という専門家のサポートを受けながら服用すれば、安全に発毛を目指すことができます。

大切なのは、副作用を「怖がる」ことではなく、自分の体調を「客観的に知る」ことです。精神科医の視点からも、心の安定が治療効果を最大化させることが分かっています。

もし不安が拭えない場合は、一人で抱え込まず、まずは信頼できる専門医のカウンセリングを受けることから始めてみてください。

要点チェックリスト:服用前に確認すべき5項目

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確認項目チェック理由
副作用発現率(約16〜17%)を正しく理解したか漠然とした恐怖をエビデンスで解消するため
献血禁止ルール(6ヶ月)を把握したか社会的な責任を果たし、リスクを避けるため
フィナとの比較(試験条件の違い)を知ったか偏りのないデータ比較で納得するため
肝機能の健康診断結果を確認したか身体への適性を客観的に見るため
不安を相談できる医師・環境を確保したか予期不安(心因性副作用)を防ぐため

参考文献・出典

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