医師が利用者にGLP-1ダイエットについて説明しているイメージ画像(飲み薬と注射の違いを解説)

【精神科医監修】GLP-1ダイエットの効果とリスク

監修者写真
この記事の監修者
尾内 隆志 (おない たかし) Takashi Onai, M.D.
  • 資格:公益社団法人 日本精神神経学会 精神科専門医
  • 所属・役職:医療法人社団青雲会 北野台病院 理事長
  • 専門分野:臨床精神科医学一般、EDに伴う心理的側面
  • 医籍登録:医師免許取得:平成12年5月(医籍登録番号:409881)
学歴・職歴(要点を表示)
【学歴】
郁文館高等学校(平成3年4月〜平成6年3月)
聖マリアンナ医科大学 医学部医学科(平成6年4月〜平成12年3月)

【職歴】
東京大学医学部附属病院 精神神経科(平成12年4月〜平成13年5月)
針生ヶ丘病院 精神科(平成13年6月〜平成15年5月)
初石病院 精神科(平成15年6月〜平成17年5月)
手賀沼病院 精神科(平成17年6月〜平成18年12月)

理事長/院長よりご挨拶:
昭和32年の開院以来、地域の皆様に支えられ半世紀をこえる歴史を重ねてまいりました。社会や生活スタイルの変化に伴い精神医療も大きく変化しています。私たちは優しく開かれた医療をめざし、地域に根ざした活動を推進し、患者様・ご家族に安心いただけるホスピタルづくりに尽力してまいります。

LP-1ダイエットは、「我慢」や「根性」に頼るのではなく、ホルモンの力で脳と体に働きかけ、自然に食欲をコントロールする医療ダイエットです。

これまで何度もダイエットに挫折してきた方にとって、まさに「最後の切り札」となり得る選択肢ですが、同時に糖尿病治療薬の適応外使用であるため、副作用やリスクを正しく理解し、信頼できる医師の管理下で行うことが成功の絶対条件となります。

この記事では、精神科専門医の尾内隆志先生監修のもと、以下の3点を中心に、あなたがGLP-1ダイエットを安全に始め、そして成功させるための知識を網羅的に解説します。

  • なぜ「辛い努力なし」で痩せるのか? 医学的メカニズムと、包み隠さずお伝えすべき副作用リスク
  • 飲み薬(リベルサス)と注射(オゼンピック等)の違い、費用相場、効果の実感を徹底比較
  • 失敗しない・騙されないためのクリニック選びと、編集部が厳選した推奨オンライン診療先
目次

GLP-1ダイエットとは?「痩せるホルモン」の仕組みと医学的根拠

このセクションでは、GLP-1ダイエットがなぜ「痩せる」のか、その医学的なメカニズムについて解説します。

巷では「魔法の薬」のように語られることもありますが、実際には私たちの体内で起きている生理学的な反応に基づいた治療法です。

正しい知識を持つことが、不安を解消する第一歩となります。

脳と胃に作用して「自然に」食欲を抑制するメカニズム

GLP-1ホルモンが脳の食欲中枢と胃に作用し、食欲を抑え消化をゆっくりにする仕組みを示した図解

GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、もともと私たちの小腸から分泌されているホルモンの一種です。

食事をして血糖値が上がると分泌され、すい臓にインスリンを出すよう指令を送る役割を持っています。このホルモンが「痩せるホルモン」と呼ばれる所以は、その多様な働きにあります。

まず一つ目の作用は、「胃」への働きかけです。GLP-1は、胃の内容物が小腸へ移動するスピードを緩やかにする作用(胃排泄遅延作用)を持っています。

これにより、食べたものが胃の中に長く留まるため、少量の食事でも満腹感が持続しやすくなります。

「すぐにお腹が空いてしまう」という悩みが、物理的な満腹感によって解消されるのです。

二つ目の、そしてより重要な作用は、「脳」への働きかけです。GLP-1は血液に乗って脳の視床下部にある「食欲中枢(満腹中枢)」に直接作用します。

これにより、「もっと食べたい」という欲求自体を抑え、「もう十分だ」という満腹信号を強力に発信させます。

意志の力で食欲を抑え込むのではなく、脳が自然と「食べなくても平気」な状態になるため、ストレスを感じにくいのが最大の特徴です。

さらに、GLP-1には内臓脂肪の燃焼を促進したり、基礎代謝を向上させたりする効果も期待されています。

つまり、「摂取カロリーの自然な減少」と「代謝の向上」という、ダイエットにおける理想的なサイクルを、薬の力でサポートするのがGLP-1ダイエットの本質です。

尾内 隆志 医師 (精神科専門医) の解説

尾内 医師

ダイエットが続かない最大の原因は『意思の弱さ』ではなく、脳の仕組みにあります。特にストレス過多な現代社会では、脳の報酬系が過剰に反応し、必要以上に『食べたい』という衝動(エモーショナル・イーティング)が生じやすい状態にあります。
GLP-1受容体作動薬は、この脳の食欲中枢に直接作用することで、異常に高まった食欲のセットポイントを正常な位置に戻す助けをしてくれます。『我慢している』という感覚すらなく、自然と食事量が落ち着くのは、精神医学的な観点から見ても非常に理にかなったアプローチと言えるでしょう。

糖尿病治療薬の「適応外使用」であることの真実

ここで必ず理解しておかなければならないのは、GLP-1受容体作動薬は、日本国内においてはあくまで「2型糖尿病の治療薬」として承認されている薬剤であり、ダイエット目的(肥満治療)での使用は承認されていないという事実です。

したがって、美容・ダイエット目的で使用する場合は、健康保険が適用されない「自由診療(自費診療)」となります。

これは、治療にかかる費用全額(薬代、診察代、検査代など)を患者自身が負担することを意味します。

「未承認薬を使うのは違法ではないのか?」と不安に思う方もいるかもしれません。

結論から言えば、医師が患者の状態を診察し、治療の必要性とリスクを十分に説明した上で処方することは、法的に認められた医療行為(裁量権の範囲内)です。

しかし、米国FDA(食品医薬品局)や欧州EMA(欧州医薬品庁)などの海外の主要な保健機関では、すでにGLP-1受容体作動薬の一部(ウゴービやサクセンダなど)が「肥満症治療薬」として正式に承認され、広く使用されている実績があります。

つまり、医学的な痩身効果のエビデンスは世界的に確立されていると言えます。

日本では、2023年にようやく「ウゴービ」という薬剤が肥満症治療薬として承認されましたが、その処方条件は「BMI35以上、またはBMI27以上で高血圧・脂質異常症・糖尿病のいずれか2つ以上を有する場合」と極めて厳しく設定されており、美容目的でのダイエットに使用することはできません。

そのため、多くのクリニックでは、海外での実績がある薬剤を医師の責任において輸入・処方しているのが現状です。

この「適応外使用」であるという点は、副作用が生じた際の公的な救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象外になる可能性があることを意味します。

だからこそ、個人輸入などの安易な入手ルートは絶対に避け、万が一の際にしっかりと対応してくれる医療機関を選ぶことが何よりも重要なのです。

【最重要】副作用と危険性|始める前に知っておくべきリスク

GLP-1ダイエット開始後の吐き気などの副作用が、1〜2週目をピークに徐々に軽減していく一般的な推移イメージ図

※「※個人差あり」を含意する表現にしています。

GLP-1ダイエットは効果が高い反面、医薬品を使用する以上、副作用のリスクはゼロではありません。

特に、読者の皆様には「楽に痩せる」というメリットだけでなく、デメリットについても深く理解していただきたいと考えます。

ここでは、頻度の高い副作用から、稀ですが重篤なリスクまで、包み隠さず詳述します。

初期に多い副作用:吐き気・胃のむかつき・便秘

GLP-1ダイエットを開始した直後、特に最初の1週間〜2週間の間に最も多く見られるのが消化器系の症状です。

具体的には、吐き気、胃のむかつき、胸焼け、下痢、便秘などが挙げられます。

これらは、前述した「胃の動きを緩やかにする作用」が強く出過ぎた場合に起こります。

胃の中に食べ物が長く留まるため、常に満腹のような、あるいは少し胃もたれしたような感覚が生じることがあります。

  • 吐き気・むかつき: 薬剤や用量にもよりますが、週1回の注射薬の場合で約15%〜20%程度、高用量の薬剤では3〜4割近くの患者さんに現れるという報告もあります。決して珍しいことではありません。
  • 便秘: 食事量が減ることで便の材料が減ったり、腸の動きが変化したりすることで起こりやすくなります。

重要なのは、これらの症状の多くは「一過性」であるということです。体が薬に慣れてくるにつれて、通常は2週間から1ヶ月程度で自然に消失、あるいは軽減していきます。

<副作用を軽減するための対策>
  1. 少量から始める: 最初から高用量の薬を使わず、少ない量からスタートして徐々に体を慣らしていくことが鉄則です(例:リベルサスなら3mgから開始)。
  2. よく噛んで食べる: 胃腸への負担を減らすため、消化の良いものをよく噛んで食べましょう。
  3. 分割食にする: 一度の食事量を減らし、回数を分けることで、胃の不快感を和らげることができます。
  4. 水分を摂る: 便秘予防のためにも、こまめな水分補給を心がけてください。

重篤なリスクと禁忌:急性膵炎・低血糖・使用できない人

頻度は極めて稀ですが、見逃してはならない重篤な副作用も存在します。これらを知っておくことは、万が一の事態を未然に防ぐための命綱となります。

  • 低血糖: 血液中の糖分が極端に低くなる状態です。GLP-1受容体作動薬は、血糖値が高いときだけインスリンを分泌させるため、単独使用での低血糖リスクは低いとされています。しかし、過度な食事制限や激しい運動を併用した場合、ふらつき、冷や汗、動悸、手足の震えなどの低血糖症状が出ることがあります。
  • 急性膵炎: 非常に稀ですが、激しい腹痛(特に背中まで突き抜けるような痛み)や嘔吐を伴う急性膵炎のリスクが報告されています。
  • 腸閉塞: 便秘が重症化し、腸の動きが止まってしまう状態です。

これらの症状を感じた場合は、直ちに薬の使用を中止し、医師の診察を受ける必要があります。

また、そもそもGLP-1ダイエットを行ってはいけない人(禁忌)もいます。

  • 妊娠中・授乳中の方: 胎児や乳児への安全性が確立されていません。
  • 未成年の方: 成長期への影響を考慮し、原則として推奨されません。
  • 過去に膵炎にかかったことがある方
  • 甲状腺疾患(特に甲状腺髄様がん)の既往歴や家族歴がある方
  • 著しい痩せ型の方(BMI18.5未満など)

尾内 隆志 医師 (精神科専門医) のアドバイス

尾内 医師

『薬さえ飲めば大丈夫』と油断するのは禁物です。副作用は体が発するサインでもあります。
私たち医師は、メリットがリスクを上回ると判断した場合にのみ処方を行いますが、それでも体調の変化には敏感になっていただく必要があります。『少し気持ち悪いけど痩せたいから我慢しよう』と無理を続けるのではなく、違和感があればすぐに担当医に相談できる環境を作っておくことが大切です。特に、精神的な不調(イライラや不安感)が身体症状と連動することもあるため、心身両面のケアを心がけてください。

「やめるとリバウンドする?」への回答

多くの患者様が抱く最大の懸念、それは「薬をやめたらリバウンドするのではないか?」という点でしょう。

正直にお伝えすると、薬をやめれば、抑制されていた食欲は徐々に戻ります。 GLP-1受容体作動薬は、服用している期間中だけ作用する薬剤であり、体質を永久に変えるものではないからです。

したがって、薬で食欲が落ちている間に、何の生活改善もせず、ただ食べる量を減らしただけの場合、薬の中止とともに元の食生活に戻り、体重も元通り(あるいはそれ以上)になってしまう可能性は高いと言えます。

しかし、これは「必ずリバウンドする」という意味ではありません。

GLP-1ダイエットの成功の鍵は、「薬を使っている期間を、太りにくい食習慣を身につけるトレーニング期間にするという意識を持つことにあります。

薬の効果で食欲が落ち着いている間に、「腹八分目で満足する感覚」や「野菜中心のバランスの良い食事」を脳と体に覚え込ませるのです。

胃が小さくなっている状態を定着させることができれば、薬を卒業した後も、以前のようなドカ食いをしたいという欲求は起きにくくなります。

また、いきなり薬をゼロにするのではなく、医師と相談しながら徐々に投与量を減らしたり、服用間隔を空けたりする「減薬(テーパリング)」というプロセスを踏むことで、リバウンドのリスクを最小限に抑えることが可能です。

飲み薬(リベルサス)と注射薬の違い|効果・痛み・費用を徹底比較

リベルサス・オゼンピック・サクセンダ・マンジャロの4種類のGLP-1薬を、手軽さ・管理の手間・効果の強さで比較したマトリクス図

GLP-1ダイエットには、大きく分けて「飲むタイプ(経口薬)」と「打つタイプ(自己注射薬)」の2種類があります。

「注射は痛そうだから飲み薬がいい」「でも効果は注射の方が高そう」と迷われる方も多いでしょう。

ここでは、それぞれの特徴、メリット・デメリット、費用感を比較し、あなたに最適な薬剤選びをサポートします。

▼GLP-1薬剤比較表(リベルサス vs オゼンピック vs サクセンダ vs マンジャロ)

スクロールできます
薬剤名タイプ投与頻度痛み体重減少効果の目安費用相場(月額)※こんな人におすすめ
リベルサス飲み薬毎日1回なしMid 〜 High1万〜2.5万円注射が怖い、手軽に始めたい
オゼンピック注射週1回極小High2万〜4万円毎日飲むのが面倒、高い効果を希望
サクセンダ注射毎日1回極小Mid 〜 High2万〜4万円細かく投与量を調整したい
マンジャロ注射週1回極小Very High3万〜5万円従来の薬で効果が出なかった

(※費用は自由診療の相場目安です。クリニックや用量により変動します)

【飲み薬】リベルサス:痛みなしで始められる手軽さが人気

リベルサスは、世界で初めて登場した経口(飲み薬)タイプのGLP-1受容体作動薬です。

  • 最大のメリット: 何といっても「注射をしなくていい」という点です。注射針への恐怖心がある方や、職場や旅行先で注射器具を持ち歩きたくない方にとって、錠剤を飲むだけという手軽さは圧倒的な魅力です。
  • デメリット: 服用ルールがやや厳格です。「起床時すぐ」「完全に空腹の状態で」「コップ半分の水(約120ml以下)で服用」し、その後少なくとも30分間は食事や水分摂取を避けなければなりません。これを守らないと、薬の成分が胃で吸収されず、効果が激減してしまいます。
  • 効果: 3mg(低用量)、7mg(中用量)、14mg(高用量)の3段階があります。注射薬に比べると効果はマイルドと言われることもありますが、用法用量を正しく守れば、十分な食欲抑制効果が期待できます。
[筆者の視点]

「朝起きたらまずリベルサスを飲み、その後の30分で身支度やメールチェックをする」というルーチンさえ確立できれば、生活への負担は最も少ない薬剤と言えます。

【注射薬】オゼンピック・サクセンダ:効果の確実性と頻度の違い

注射タイプには、主にオゼンピック(週1回)とサクセンダ(毎日)があります。

  • 注射の痛み: 「自分で注射なんて無理!」と思われるかもしれませんが、使用する針は髪の毛ほどの細さ(マイクロニードル)であり、予防接種や採血のような痛みはほとんどありません。「蚊に刺された程度」あるいは「全く何も感じない」という感想を持つ方が大半です。
  • オゼンピック: 週に1回打つだけで良いため、毎日の服薬管理が面倒な方に向いています。血中濃度が安定しやすく、高い効果が持続するのが特徴です。
  • サクセンダ: 毎日注射する必要がありますが、その分、体調に合わせて投与量を細かく微調整できるのが利点です(例:今日は気持ち悪いから少し減らす、など)。欧米では肥満治療薬として長い実績があります。
おすすめな人

飲み薬の厳格なルール(空腹時服用など)を守る自信がない方や、より確実で強力な効果を求める方には注射タイプが推奨されます。

【最新薬】マンジャロ:GIP/GLP-1のダブル作用とは

最近注目を集めているのが、次世代の薬剤マンジャロです。これは従来のGLP-1に加え、「GIP(GLP-1同様にインスリン分泌を促すホルモン)」という別のホルモンにも作用する「持続性GIP/GLP-1受容体作動薬」です。

2つのホルモンに同時に働きかけることで、従来のGLP-1受容体作動薬を上回る体重減少効果が臨床試験で示されており、「最強の痩せ薬」とも呼ばれています。

ただし、その分費用が高額になりがちであることや、新しい薬であるため長期的な使用データが比較的少ない点には留意が必要です。

まずはリベルサスやオゼンピックから始め、効果が不十分な場合に検討するステップアップ薬として位置づけるのが一般的です。

失敗しないGLP-1クリニックの選び方4つのポイント

GLP-1ダイエットを提供するクリニックは急増しており、中には利益優先で不適切な処方を行うところも残念ながら存在します。

「安物買いの銭失い」にならず、安全に治療を受けるために、必ずチェックすべき4つのポイントを整理しました。

続けやすい「総額費用」が明確か

広告でよく見る「1日〇〇円〜」や「初回限定〇〇円」という安さだけで飛びつくのは危険です。GLP-1ダイエットは、通常3ヶ月〜半年以上継続することで結果が出る治療です。

チェックポイント
  • 2ヶ月目以降の価格: 初月だけ安くても、2ヶ月目から価格が倍増していませんか?
  • 隠れコスト: 診察料(初診・再診)、送料、血液検査代、システム利用料などが別途かかりませんか?
  • 解約違約金: 途中でやめる場合にペナルティはありませんか?

半年間続けた場合の「総額コスト」が明確な、「明朗会計」のクリニックを選ぶことが、ストレスなく続ける秘訣です。

オンライン診療の実績とサポート体制

忙しい現代人にとって、スマホ一つで完結するオンライン診療は非常に便利です。しかし、顔が見えない分、サポート体制の質が重要になります。

チェックポイント
  • 医師の診察: ビデオ通話などで医師が直接顔を見て、体調や既往歴を確認してくれますか?
  • 副作用時の対応: 吐き気などのトラブルが起きた際、LINEなどですぐに相談できる窓口がありますか?
  • プライバシー配慮: 配送伝票の品名(「サプリメント」など)や、局留め対応などは可能ですか?

[編集部の調査による診療実態]

複数のオンライン診療サービスを比較調査した結果、診療プロセスにはクリニックによって大きな品質差(安全管理基準の違い)が存在することが確認されています。

注意すべきは、Web問診票の送信からわずか数分で決済画面へ誘導され、医師との直接的な対話(ビデオ通話)がほとんど行われないまま処方が確定してしまうケースです。

こうした簡略化された診療は、スピーディーである反面、重大な副作用リスクを見落とす危険性があります。

一方で、信頼できる医療機関では、必ずビデオ通話等を用いて医師が「既往歴」や「現在の食事・生活状況」を詳細に聴取するプロセスを徹底しています。

同じ「オンライン診療」であっても、その実態には大きな隔たりがあることを認識しておく必要があります。

定期購入の「縛り」や解約条件の確認

定期配送(サブスクリプション)プランは、単発購入よりも割安になるのが一般的ですが、解約条件には注意が必要です。

  • 縛り(回数制限): 「最低〇回の継続が条件」という縛りがないか確認しましょう。
  • 解約の手続き: 次回配送の何日前までに連絡が必要か、手続きはWeb上で完結するか(電話は繋がりにくいことがあるため注意)も重要です。

体質に合わず副作用が辛い場合に、すぐに解約・休止できる柔軟性があるクリニックを選びましょう。

医師による適切な「用量調整」があるか

早く痩せたいからといって、最初から高用量(リベルサス7mgや14mgなど)を処方するクリニックは避けるべきです。副作用が強く出るリスクが高まります。

良心的なクリニックであれば、まずは低用量からスタートし、副作用の様子を見ながら段階的に用量を上げていくステップアップ方式を提案してくれます。

患者の安全を第一に考えてくれる医師かどうかを見極める重要なポイントです。

【厳選】目的別!おすすめGLP-1ダイエットクリニック6選

数あるクリニックの中から、上記の選び方の基準(総額の透明性、サポート体制、信頼性)を満たし、かつそれぞれ異なる強みを持つおすすめの5院を厳選しました。

ご自身の優先順位(安さ、安心感、スピードなど)に合わせて選んでみてください。

(※各クリニックの情報・価格は執筆時点のものです。キャンペーン内容などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください)

▼おすすめ6院スペック比較表(最新版・2026年1月時点)

クリニック名月額目安(税込)診察料取扱薬おすすめポイント
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イースト駅前クリニック約7,000円〜0円リベルサス、ウゴービ、マンジャロ、漢方対面とオンラインを自由に使い分けできる。
レバクリ約9,000円〜0円リベルサス、オゼンピック、マンジャロ、防風通聖散など初回割引キャンペーンが強力。最短ルートで始めたい人へ。
クリニックフォア約9,000円〜有料リベルサス、オゼンピック、マンジャロ、サクセンダなど診療実績700万件以上※。対面クリニックもあり信頼性抜群。
elife(イーライフ)約8,500円〜0円リベルサス、オゼンピック、サクセンダ、防風通聖散など薬代に診察料・送料込みの明朗会計。長期ならコスパ最強。
デジタルクリニック約9,000円〜有料リベルサス、オゼンピック、マンジャロ、サクセンダなど24時間365日診療可能。深夜でも医師に相談できる。

(※クリニックフォアの診療実績はグループ全体の累計数)

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診察料が無料で、薬代以外にかかるのは配送料(550円)のみという分かりやすさも魅力です。

リベルサスだけでなく、脂肪吸収を抑える漢方薬やサプリメントとの併用プランも豊富で、個人の体質に合わせたカスタマイズが可能です。

DMMポイントが使えるので、楽天やAmazonのようにポイ活感覚で利用できるのも嬉しいポイントです。

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  • 配送を待たずに、今日その場ですぐに薬が欲しい(来院時)
  • 面倒な予約は苦手。自分のタイミングでサクッと受診したい

全国の主要駅チカに展開する、実績豊富なクリニックです。「オンライン診療」の利便性と、「対面診療」の安心感を自由に使い分けられるハイブリッドな使い勝手が最大の特徴。

来院すればその場で薬を受け取れる(院内処方)ため、「配送トラブルが怖い」「今日からすぐ始めたい」という方に最適です。もちろん、忙しい時はオンラインで配送してもらうことも可能。

診察代はかからずお薬代のみという明朗会計に加え、予約なしでも当日受診できる柔軟さが、忙しい現代女性から高い支持を得ています。

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  • まずはお得に試してみたい(初期費用を抑えたい)
  • 面倒な手続きをサクッと終わらせたい

人材大手レバレジーズグループが運営するクリニックです。UI(操作画面)が非常に直感的で、予約から決済までの動線が洗練されており、最短ルートで薬を受け取りたいニーズに応えます。

定期的に強力な初回限定割引キャンペーンを展開しており、まずは1ヶ月試してみたいという方のハードルを下げてくれます(※時期によってキャンペーン内容は異なるため要確認)。

誰にも会わずに、スピーディーにGLP-1ダイエットを始めたい方に最適です。

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  • とにかく実績重視で選びたい
  • 何かあったら対面でも診てほしい(都内に実店舗あり)

オンライン診療のパイオニア的存在であり、グループ全体での診療実績は700万件を超えます(2025年時点)。この圧倒的な実績数は、そのまま医師の経験値やトラブル対応力に直結します。

都内に複数の実店舗(クリニック)を構えているため、「実体がある」という安心感が違います。

アプリのインストール不要で、ブラウザから簡単に予約・受診できる手軽さと、丁寧な医師の診察に定評があります。

定期配送プランでは通常購入より15%OFFになるなど、継続しやすい仕組みも整っています。

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「会計画面にいったら思ったより高かった」というストレスがありません。

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  • 日中は仕事と育児で時間が全く取れない
  • 深夜や早朝にこっそり相談したい

「病院に行きたくても時間が合わない」という方の救世主です。24時間365日いつでも診療を受け付けているため、子供が寝静まった後や、出勤前の早朝など、自分のライフスタイルに合わせて受診できます。

GLP-1だけでなく、食事指導や生活習慣のアドバイスを含めたトータルサポートを掲げており、チャットでのサポート体制も手厚いため、副作用などの不安をすぐに解消したい方に向いています。

自宅で完結!オンライン診療から処方までの流れ

スマホで予約から診察、クレジット決済、薬の自宅配送まで完結するGLP-1オンライン診療の流れを示した図

「オンライン診療って難しそう」「本当にスマホだけで薬が届くの?」と不安な方のために、一般的なオンライン診療の流れをステップ形式で解説します。

所要時間はトータルで15分〜30分程度。驚くほど簡単です。

予約から問診・診察(ビデオ通話)

  1. Web予約: クリニックの公式サイトから、希望の日時を選んで予約します。24時間いつでも予約可能です。
  2. 事前問診: 予約完了後、スマホで事前問診票を入力します。現在の身長・体重、既往歴、服用中の薬、アレルギーなどを正直に回答します。
  3. オンライン診療: 予約時間になったら、指定されたURL(またはアプリ)からビデオ通話を開始します。医師が登場し、問診票の内容を元に診察を行います。

ここがポイント: 医師から「なぜ痩せたいか」「目標体重は」「薬の説明とリスク」などの話があります。疑問点はこの時に遠慮なく質問しましょう。

決済と配送・受け取り(家族バレ対策)

  1. 決済: 診察が終わり処方が確定したら、クレジットカードなどで決済を行います。多くのクリニックが即日決済確認・即日発送に対応しています。
  2. 配送: 最短で翌日〜翌々日には薬が自宅(または指定した場所)に届きます。

家族バレ対策: 多くのクリニックでは、配送伝票の品名を「サプリメント」「雑貨」「PC周辺機器」などに変更してくれます。また、自宅で受け取りたくない場合は、郵便局留めやコンビニ受け取りが可能なクリニックもあります(要事前確認)。

  1. 服用開始: 同封されている説明書や医師の指示に従って服用を開始します。

よくある質問に専門家が回答(FAQ)

最後に、GLP-1ダイエットに関するよくある疑問や不安について、専門家の視点を交えてQ&A形式で回答します。

個人輸入の通販サイトで買っても大丈夫?

絶対にNGです。リスクが高すぎます。

インターネット上には、医師の処方なしに海外の医薬品を購入できる「個人輸入代行サイト」が存在しますが、絶対に利用してはいけません。

  • 偽造薬のリスク: 成分が含まれていない、あるいは有害な物質が混入している偽物が届くケースが報告されています。
  • 品質管理: 温度管理が重要なGLP-1製剤が、劣悪な環境で輸送され、効果が失われている可能性があります。
  • 救済制度対象外: 万が一、重篤な健康被害が出ても、国の「医薬品副作用被害救済制度」を受けることができません。

命に関わることですので

効果はいつから実感できますか?

早ければ2週間、通常は1ヶ月〜3ヶ月が目安です。

服用開始後、数日で食欲の低下を感じる方が多いですが、体重の減少として数値に表れるまでには少し時間がかかります。

最初の1ヶ月で1〜2kg減れば順調です。焦って結果を求めすぎず、最低でも3ヶ月は継続するつもりで取り組みましょう。

急激な体重減少(1ヶ月に5kg以上など)は、リバウンドや体調不良の原因となるため推奨されません。

糖尿病でなくても使っていいのですか?

予防医療の観点から、医師の判断であれば可能です。

確かに日本では糖尿病治療薬としての承認ですが、肥満は糖尿病だけでなく、高血圧、脂質異常症、心疾患など多くの病気の原因(万病の元)となります。

そのため、すでに肥満傾向にある方に対し、将来の病気を防ぐ「予防医療」の一環として、医師が裁量権を持って処方することは法的にも倫理的にも認められています。

ただし、BMIが標準以下(痩せ型)の方への処方は、健康を害する恐れがあるため、まともな医師であれば行いません。

尾内 医師

『痩せたい』という願望は誰にでもありますが、その裏に過度なストレスや、『痩せていなければ価値がない』という極端な思い込み(認知の歪み)が隠れていることもあります。
GLP-1ダイエットは素晴らしいツールですが、それはあくまで心身ともに健康になるための手段です。体重計の数字だけに執着するのではなく、『自分を大切にするために適正体重に戻す』というポジティブな気持ちで取り組んでいただければと思います。

まとめ:まずは無料カウンセリングで「自分に合うか」確認を

GLP-1ダイエットは、「意思が弱くて痩せられない」と自分を責めてきた方にとって、科学の力で食欲という本能をコントロールできる画期的な選択肢です。

しかし、ここまでお伝えしてきたように、それは決してリスクゼロの「魔法の薬」ではありません。

副作用の可能性、費用の負担、そして薬に頼りきりにならず食習慣を見直す努力の必要性。

これらをすべて理解した上で、「信頼できる医師と二人三脚で進める」ことができれば、これまでの辛いダイエットとは別次元の成功体験を得られるはずです。

まずは、オンライン診療の無料カウンセリングを受けてみてください。医師と直接話し、自分の不安をぶつけてみることで、「これなら私にもできそう」「ここはちょっと合わないかも」という相性が見えてきます。

一歩踏み出すことは勇気がいりますが、その一歩が、あなたの理想の未来への最短ルートになるかもしれません。

▼GLP-1ダイエット開始前の最終チェックリスト
  • [ ] 現在、妊娠中・授乳中ではありませんか?
  • [ ] 過去に膵炎や甲状腺疾患などの既往歴はありませんか?
  • [ ] BMIなどの処方基準を満たしていますか?(美容目的の過度な痩身ではないですか?)
  • [ ] 月額費用の予算(薬代+診察料)は確保できていますか?
  • [ ] 副作用(吐き気など)が出た時の連絡先や対処法を確認しましたか?

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参考文献・外部リンク

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