東京のICL手術おすすめクリニック10選!安さや口コミの真偽を徹底検証
東京のICL手術おすすめクリニック10選!安さや口コミの真偽を徹底検証

東京のICL手術おすすめクリニック10選!安さや口コミの真偽を徹底検証

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この記事の監修者
尾内 隆志 (おない たかし) Takashi Onai, M.D.
  • 資格:公益社団法人 日本精神神経学会 精神科専門医
  • 所属・役職:医療法人社団青雲会 北野台病院 理事長
  • 専門分野:臨床精神科医学一般、EDに伴う心理的側面
  • 医籍登録:医師免許取得:平成12年5月(医籍登録番号:409881)
学歴・職歴(要点を表示)
【学歴】
郁文館高等学校(平成3年4月〜平成6年3月)
聖マリアンナ医科大学 医学部医学科(平成6年4月〜平成12年3月)

【職歴】
東京大学医学部附属病院 精神神経科(平成12年4月〜平成13年5月)
針生ヶ丘病院 精神科(平成13年6月〜平成15年5月)
初石病院 精神科(平成15年6月〜平成17年5月)
手賀沼病院 精神科(平成17年6月〜平成18年12月)

理事長/院長よりご挨拶:
昭和32年の開院以来、地域の皆様に支えられ半世紀をこえる歴史を重ねてまいりました。社会や生活スタイルの変化に伴い精神医療も大きく変化しています。私たちは優しく開かれた医療をめざし、地域に根ざした活動を推進し、患者様・ご家族に安心いただけるホスピタルづくりに尽力してまいります。

ICL(眼内コンタクトレンズ)を受けるか迷っているあなたへ。

東京でICL手術を受けるなら、単に「価格」だけでクリニックを選ぶのは非常に危険です。

なぜなら、目の手術において最優先すべきは、安さではなく「執刀医の確かな技術」と「術後の長期保証」だからです。

この記事では、数多くのクリニック情報を徹底的に調査・比較し、広告には載らない「費用のカラクリ」や「失敗しない選び方」を中立的な視点で解説します。

さらに、精神科専門医の尾内隆志先生監修のもと、手術への不安との正しい向き合い方についてもアドバイスをいただきました。

東京で本当に信頼でき、かつコストパフォーマンスに優れたおすすめクリニック10選も厳選してご紹介します。

後悔のない視力矯正への第一歩を、ここから踏み出しましょう。


目次

ICL手術で後悔しないために!クリニック選び「5つの防波堤」

ICLクリニック選びで失敗しないための5つの重要チェックポイント(インストラクター在籍、3年保証、トータル費用明示、感染症対策、通いやすさ)をまとめた図解イラスト。

「ICLを受けたいけれど、失敗して失明したり、後遺症が残ったりしたらどうしよう……」

そんな深い不安を抱えていませんか?

その不安は、決して間違いではありません。

目は一生モノの器官であり、そこにメスを入れる(正確にはレンズを挿入する)わけですから、慎重になりすぎるくらいで丁度良いのです。

しかし、インターネット上には「絶対に安全」「世界一安い」といった、耳障りの良い広告があふれています。

情報過多な東京で、質の悪いクリニックを避け、本当に信頼できる医療機関を見極めるためには、自分の中に確固たる「判断基準」を持つ必要があります。

私がカウンセラー時代に見てきた「満足度が高い患者様」と「後悔している患者様」の違いは、実はこの「選び方の基準」を持っていたかどうかにありました。

ここでは、専門知識がない方でも簡単にチェックできる、優良クリニックを見極めるための「5つの防波堤(チェックポイント)」を伝授します。

▼優良クリニックを見極める5つのチェックリスト

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チェック項目理想的な基準 注意が必要な基準
1. 執刀医の資格ICLインストラクター(指導医)が執刀認定医資格のみ、または執刀医が不明確
2. 保証期間3年以上(度数変更・位置調整含む)1年未満、または再手術が有料
3. 費用表記トータルコミコミ価格を明示検査代・薬代・検診代がすべて別料金
4. 感染症対策クリーンルーム完備、使い捨て器具の徹底手術室の衛生管理に関する記載がない
5. 術後検診翌日・1週間・1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・1年検診回数が極端に少ない、予約が取れない

【技術力】「インストラクター(指導医)」在籍は必須条件

ICL手術は、認定を受けた医師でなければ執刀することができません。

これは、レンズの製造元であるスター・サージカル社が定めた厳格なルールです。

しかし、認定医の中にも明確な「ランク」が存在することはご存知でしょうか?

一般的な「認定医」の上に、他の医師に手術手技を指導する権限を持つ「インストラクター(指導医)」というエキスパートが存在します。

東京には数多くの眼科がありますが、このインストラクターが在籍しているクリニックは限られています。

インストラクターは、難症例を含む膨大な数の手術経験を持っており、トラブル時の対応能力も桁違いです。

実際、他のクリニックで『適応外(手術できない)』と断られた患者様でも、技術力の高いインストラクターがいるクリニックでなら無事に手術を受けられた、というケースは少なくありません。

特に、強度近視や乱視が強い方、あるいは目の構造が特殊な方は、必ずインストラクターが在籍し、かつ執刀してくれるクリニックを選んでください。

公式サイトの医師紹介ページを見れば、インストラクター資格の有無は必ず記載されています。

ここを確認するだけでも、クリニック選びの失敗確率は大幅に下がります。

【保証制度】「3年保証」と「1年保証」の決定的な違い

「ICLは一度入れたら一生そのままで良い」と思っていませんか?

基本的にはメンテナンスフリーですが、人間の体は変化します。

術後に乱視の軸が回転してしまったり、予期せぬ視力変動が起きたりする可能性はゼロではありません。

また、稀にレンズのサイズが合わず、眼圧が上がってしまうためにレンズの交換が必要になるケースもあります。

こうしたトラブルの多くは、術後数ヶ月から数年の間に発覚します。

ここで重要になるのが「保証期間」です。

多くのクリニックでは「1年保証」か「3年保証」を設定していますが、私は強く「3年保証」をおすすめします。

なぜなら、目の状態が完全に安定するまでには個人差があり、1年ではカバーしきれないケースがあるからです。

また、保証の内容も細かくチェックする必要があります。

「再手術無料」と書いてあっても、実は「レンズ代は実費」「薬代は別途」というケースも珍しくありません。

契約書にサインする前に、「もし3年以内に視力が下がったら、追加費用は1円もかかりませんか?」とハッキリ質問してみましょう。

誠実なクリニックであれば、この質問に対して嫌な顔一つせず、明確な回答をくれるはずです。

【費用透明性】表示価格に含まれない「隠れコスト」を見抜く

Webサイトに大きく「ICL 46万円〜」と書かれていても、最終的な支払額が60万円を超えてしまった。

これは、美容医療や自由診療の業界でよくある話です。

安く見せるために、必須の費用をあえて別表記にしているクリニックが存在します。

具体的に確認すべき「隠れコスト」は以下の通りです。

  • 適応検査代: 手術前の精密検査費用(5,000円〜1万円程度かかる場合がありますが、無料のところもあります)
  • 術後薬代: 感染症予防の点眼薬や内服薬(数千円〜)
  • 定期検診代: 術後の検診費用(1回数千円×複数回で数万円になることも)
  • 保護メガネ代: 術後に目を保護するためのメガネ代

良心的なクリニックは、これら全てを含んだ「トータルパック料金」を提示しています。

「安い!」と思って飛びつく前に、電卓を叩いて総額を計算する冷静さを持ちましょう。

【感染症対策】清潔度と手術環境のチェックポイント

ICLは眼内手術ですから、最も恐れるべきは「感染症(眼内炎)」です。

万が一、細菌が目の中に入ってしまうと、最悪の場合は失明に至るリスクもあります。

そのため、大学病院レベルの高度な空調管理システム(HEPAフィルターなど)を備えた「クリーンルーム」で手術が行われているかが極めて重要です。

また、手術に使用する器具が使い捨て(ディスポーザブル)であるかどうかも確認ポイントです。

公式サイトで手術室の写真を公開しているか、感染症対策についての記述が詳細にあるかを確認してください。

清潔感のないクリニックや、待合室が雑然としているクリニックは、衛生管理への意識が低い可能性があります。

無料検査で来院した際は、トイレや洗面所の清掃状況もさりげなくチェックしてみてください。

水回りが綺麗なクリニックは、見えない部分の管理もしっかりしている傾向があります。

【通いやすさ】術後検診の頻度とアクセス(東京エリアの特性)

ICL手術は「受けたら終わり」ではありません。

手術翌日、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後と、定期的な経過観察が必要です。

特に手術翌日は必ず診察を受ける必要があります。

東京で働く忙しいあなたにとって、通院のしやすさは意外と大きな問題です。

自宅や職場から1時間以上かかるクリニックを選んでしまうと、通院が億劫になり、大切な検診をサボりがちになってしまいます。

術後の検診を怠ると、万が一の合併症の発見が遅れる原因になります。

また、土日祝日も診療しているか、夜遅くまで開いているかなど、自分のライフスタイルに合わせて無理なく通えるクリニックを選びましょう。

東京駅や新宿駅など、ハブとなる駅から徒歩圏内にあるクリニックは、やはり通いやすく便利です。

尾内 隆志 医師 (精神科専門医) のアドバイス

テーマ:医療機関を選ぶ際の心構え

尾内 医師

『高い買い物を失敗したくない』『絶対に後悔したくない』というプレッシャーを感じるのは、人間として非常に自然な心理です。
しかし、医療において『安さ』や『手軽さ』だけを追求することは、結果として将来的な不安の種を撒くことになりかねません。
重要なのは、『ここなら任せられる』という納得感と、医師との信頼関係です。
もし、カウンセリングで医師との対話に違和感を覚えたり、不安が少しでも残ったりする場合は、無理にその場で決断する必要はありません。
一度持ち帰り、他のクリニックでセカンドオピニオンを受けるなどして、焦らず自分自身の心と向き合いながら決断することが、術後のメンタルヘルスの安定にも繋がります。


目的別・東京のICLおすすめクリニック厳選10選

それでは、先ほどの「5つの防波堤」を基準に厳選した、東京のおすすめICLクリニックをご紹介します。

あなたのニーズに合わせて、「総合力」「執刀医の権威性」「費用とバランス」の3つのカテゴリーに分けて整理しました。

まずは、各クリニックの主要スペックを比較表で確認してみましょう。

▼東京ICLクリニック比較一覧表(費用・保証・実績・アクセス)

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クリニック名エリア費用 (税込)保証期間インストラクター特徴
品川近視クリニック有楽町427,000円〜3年在籍症例数No.1、最大手
新宿近視クリニック新宿427,000円〜3年在籍湘南美容系列、コスパ良
先進会眼科 東京新宿427,000円〜3年在籍アフターケア充実
アイクリニック東京丸の内580,000円〜3年多数在籍執刀数世界一の名医在籍
山王病院赤坂770,000円〜要確認在籍総合病院、清水公也医師
吉野眼科上野980,000円〜要確認在籍執刀医完全指名制
ふくおか眼科中野693,000円〜3年院長執刀地域密着、院長が名医
南青山アイクリニック青山730,000円〜3年在籍屈折矯正のパイオニア
井上眼科病院御茶ノ水704,000円〜要確認在籍日本有数の眼科専門病院
東京歯科大水道橋水道橋要問合せ在籍大学病院の安心感

※費用はホールICL(乱視なし)の両眼価格目安です。キャンペーン等で変動する可能性があります。

【総合力No.1】実績・費用・保証のバランスが良いクリニック3選

迷ったらまずはここを検討すべき、という安定感のある大手クリニックです。

症例数が圧倒的に多いため、データの蓄積があり、様々な目のタイプに対応できるのが強みです。

1. 品川近視クリニック 東京院

国内最大級の視力矯正専門クリニックであり、ICLの症例数においても国内トップクラスの実績を誇ります。

スター・サージカル社からの表彰も多数受けており、インストラクターも複数名在籍しています。

最大の魅力は、スケールメリットを活かした「適正価格」と「手厚い3年保証」の両立です。

術後の検診や薬代も基本的に込みの価格設定になっており、追加費用の心配が少ないのが特徴です。

会員紹介制度や割引クーポンなども充実しているため、実質的なコストを抑えやすいのもメリットでしょう。

2. 新宿近視クリニック

湘南美容クリニック系列の眼科で、美容医療のノウハウを活かした丁寧な接遇と、明朗会計が支持されています。

こちらもICLインストラクターが在籍しており、技術面での信頼性も十分です。

土日祝日も診療を行っており、新宿駅からすぐというアクセスの良さは、忙しいOLの方にとって大きな魅力です。

モニター募集を行っていることも多く、顔出しなしのアンケート回答などで割引が適用されるケースもあります。

3. 先進会眼科 東京

「患者様の目の健康を生涯守る」という理念のもと、非常に丁寧なアフターケアを行っているクリニックです。

Web予約システムやLINEでの相談など、デジタルの利便性も高く、スムーズに受診できます。

手術室の清潔度管理も徹底しており、安心して手術に臨める環境が整っています。

【執刀医重視】世界的な名医・権威がいるクリニック3選

「費用が高くてもいいから、絶対に失敗したくない」「日本トップレベルの医師にお願いしたい」という慎重派のあなたにおすすめのクリニックです。

4. アイクリニック東京 (サピアタワー・丸の内)

ICLのエキスパートである北澤世志博医師が総院長を務めるクリニックです。

 北澤医師は、現在主流となっている「ホールICL(真ん中に穴の空いたレンズ)」の発案者である清水公也医師と共に、その国内導入と普及を牽引した世界的な権威の一人です。 

世界トップクラスの執刀症例数を誇り、スター・サージカル社からの受賞歴も多数あります。 

費用は他院より高めですが、その分、執刀医を指名できたり、VIP待遇のような手厚いケアを受けられたりと、価格以上の安心感を提供しています。

5. 山王病院アイセンター

全室個室で知られる、赤坂の高級総合病院です。 

ここには、日本にICLを導入したパイオニアであり、ホールICLの開発者でもある清水公也医師が在籍しています。 

総合病院であるため、万が一、目以外の全身的なトラブルが起きた際も迅速な連携が可能です。

6. 吉野眼科(上野)

「大学病院レベルの高度な医療を、町医者の親しみやすさで」をモットーにする、上野の実力派クリニックです。

院長の吉野健一医師は、眼科業界のご意見番的存在でもあり、「商業主義」を徹底的に排除した誠実な医療姿勢で知られています。

特筆すべきは、適応検査の厳格さです。 利益のために手術を勧めることは一切なく、医学的に「手術のリスクが高い」「期待する効果が得られない」と判断された場合は、はっきりと手術を断ってくれます。

「できないことはできない」と言ってくれるその誠実さが、逆に「ここでOKが出れば安心だ」という絶大な信頼に繋がっています。

最新の検査機器も惜しみなく導入されており、徹底的に安全性を重視したい慎重派の方にこそ、ぜひ訪れてほしいクリニックです。

【費用重視】分割払い・キャンペーンが豊富なクリニック4選

20代後半で「貯金はあるけれど、一気に50万円以上減るのは不安」という方には、支払い方法の柔軟性が高いクリニックがおすすめです。

「安さ」の裏側にある無理な勧誘には要注意

よくある失敗談として注意したいのが、Webサイトの「最安値」と「実際の見積もり」のギャップです。

「安さに惹かれて検査に行ったら、『乱視があるから+10万円』『角膜保護オプションで+5万円』と次々に追加費用が重なり、結局高額になってしまった」というケースは、残念ながら少なくありません。

一方で、信頼できる優良なクリニックでは、不要なオプションを無理に勧めたりはしません。

 「現在の目の状態なら、このオプションは不要です」と医学的に誠実な判断をしてくれたり、支払い計画についても親身に相談に乗ってくれたりするものです。

良いクリニックほど、無理な高額なプランへの誘導は行わない傾向にあります。

もし見積もりの段階で、「今日契約してくれたら特別に割引します」と強く決断を迫られるようなことがあっても、焦りは禁物です。

 一度持ち帰り、冷静に他院と比較検討することを強くおすすめします。

ここからは、明朗会計で信頼できる4院をご紹介します。

7. 御茶ノ水・井上眼科病院

1881年創立、140年以上の歴史を持つ日本最大級の眼科専門病院です。

 「眼科の聖地」とも呼ばれ、大学病院に匹敵する最新設備と専門医数を誇ります。

ICL手術も専門の執刀医が担当し、商業ベースのクリニックとは一線を画した、医学的根拠に基づく慎重かつ安全第一の治療を受けられます。

「どうしても派手な広告のクリニックは不安」という方にとって、これ以上ない選択肢です。

8. ふくおか眼科 (中野)

中野にある地域密着型の眼科ですが、院長の福岡医師はICL認定医であり、執刀経験も豊富です。 

大手クリニックのような流れ作業ではなく、院長自らが検査から手術、術後のケアまで一貫して診てくれる「顔の見える医療」が最大の特徴です。

 費用体系もシンプルで、不要なオプションを勧められる心配もありません。

 「大手の雰囲気が苦手」「同じ先生にずっと診てもらいたい」という方におすすめです。

9. 南青山アイクリニック

1997年に開院した、屈折矯正手術のパイオニア的存在です。 

決して「激安」ではありませんが、長年の実績に裏打ちされた「適正価格」を提示しています。 

モニター制度などを実施している時期もあり、タイミングが合えばお得に手術を受けられる可能性があります。 

「価格競争には乗らないが、質の高い医療を適正な価格で提供する」というスタンスは、結果として高いコストパフォーマンスを生んでいます。

10. 東京歯科大学水道橋病院 眼科

「絶対に営業や勧誘をされたくない」という方は、大学病院を選ぶのも一つの賢い選択肢です。 

営利を目的としていないため、医学的に必要のない高額なレンズを勧められることはまずありません。 

費用は一律で明確に決まっており、安心感は抜群です。 

ただし、平日日中のみの診療となることが多いため、スケジュール調整がしやすい方向けの選択肢となります。


ICLの費用相場は?東京の平均価格と支払い方法

東京のICL手術費用に関する比較グラフ。「広告の最安値」と「実際のトータル平均費用」を比較し、乱視用レンズ代や検査代などの隠れコストが加算される仕組みを図解したもの。

「ICLは高い」というイメージがありますが、具体的に東京ではどのくらいの費用がかかるのでしょうか。

相場を知らずにクリニックに行くと、提示された金額が高いのか安いのか判断できません。

ここでは、東京エリアのリアルな費用相場と、賢い支払い方法について解説します。

東京のICL手術費用の平均は「46万〜60万円」

東京におけるICL手術(両眼)の費用相場は、おおよそ46万円〜60万円の範囲に収まります。

ただし、これは「乱視なし」の場合です。

乱視用レンズ(トーリックICL)を使用する場合は、レンズの製造コストが高くなるため、プラス10万円程度加算されるのが一般的です。

つまり、乱視がある方の相場は56万円〜70万円程度と考えておくのが無難です。

価格に幅があるのは、保証期間の長さや、定期検診代が含まれているかどうかの違いによるものが大きいです。

40万円台前半を提示しているクリニックは非常に安い部類に入りますが、先ほど申し上げた通り、検診代などが別になっていないか必ず確認してください。

逆に70万円を超えるクリニックは、執刀医の指名料や、特別なアフターケアサービスが含まれている「プレミアム価格」であると考えられます。

医療ローンなら月々数千円〜!金利と審査の注意点

50万円を一括で支払うのは大きな負担ですが、多くのクリニックでは「医療ローン(メディカルローン)」を取り扱っています。

これは、クレジットカードの分割払いよりも低金利で利用できる場合が多い、医療目的専用のローンです。

例えば、60回払いなどを利用すれば、月々の支払いを5,000円〜1万円程度に抑えることができます。

これなら、毎月のコンタクトレンズ代とケア用品代の合計額と変わらないか、むしろ安くなる可能性すらあります。

ただし、ローンには審査があります。

安定した収入があれば、アルバイトやパートの方でも審査に通ることは多いですが、勤続年数が極端に短い場合などは注意が必要です。

また、分割回数が増えれば増えるほど、金利手数料の総額は大きくなります。

「月々の支払いが安いから」といって安易に長期ローンを組むのではなく、総支払額がいくらになるのかをシミュレーションしてもらうことが大切です。

医療費控除で約10万円戻ってくる?確定申告のシミュレーション

ICL手術は「自由診療」ですが、国が定めた「医療費控除」の対象になります。

これは、1月1日から12月31日までの1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合、確定申告をすることで、所得税の一部が還付され、翌年の住民税が安くなる制度です。

年収や手術費用にもよりますが、例えば年収500万円の方が50万円の手術を受けた場合、約10万円程度(所得税還付+住民税減税)の実質的な負担軽減になるケースがあります。

つまり、表示価格からさらに安く受けられるということです。

確定申告は少し手間に感じるかもしれませんが、10万円の差は非常に大きいです。

手術の領収書は絶対に捨てずに保管し、交通費のメモなども残しておきましょう。

国税庁のサイトで簡単に作成コーナーがありますので、ぜひ活用してください。

参考情報: 医療費控除の対象となる医療費には、医師による診療等の対価だけでなく、通院のための交通費も含まれます。ただし、自家用車のガソリン代や駐車場代は含まれません。
国税庁「No.1122 医療費控除の対象となる医療費」より


「怖い・痛い」は本当?ICLのデメリットとリスクを正しく知る

メリットばかりを強調する情報は信用できません。

ここでは、あなたが最も恐れている「痛み」や「リスク」について、包み隠さず解説します。

正しい知識を持つことは、恐怖を和らげる一番の特効薬です。

手術中の痛みと「見える恐怖」について

「目にメスを入れるなんて、痛いに決まっている」と思いますよね。

しかし、実際の手術では強力な「点眼麻酔(目薬の麻酔)」を使用するため、痛みを感じることはほとんどありません。

私自身が取材した患者様の多くも、「触られている感覚や、水で洗われている感覚はあるけれど、鋭い痛みは全くなかった」と口を揃えます。

手術時間も、両目でわずか20分程度で終了します。

ただし、「見える恐怖」はあります。

手術中は目を開けていなければなりませんが、開瞼器(かいけんき)という器具でまぶたを固定されるため、瞬きを我慢する必要はありません。

また、顕微鏡の強いライトを見つめることになるため、目の前は真っ白になり、メスが迫ってくるような詳細な映像は見えませんので安心してください。

術後の「ハロー・グレア」現象と見え方の変化

ICL手術後の合併症「ハロー・グレア現象」の見え方を再現したイメージ画像。夜間の運転時などに、街灯や車のライトの周りに光の輪(ハロー)や光の筋(グレア)が見える様子を、正常な見え方と比較して図示したもの。

ICL特有の合併症として、必ず知っておくべきなのが「ハロー・グレア」です。

これは、夜間に街灯や信号などの光を見た時に、光の周りに輪がかかって見えたり(ハロー)、光がギラギラと長く伸びて見えたり(グレア)する現象です。

これはレンズの構造上、ある程度避けられない現象ですが、最新の「ホールICL」ではかなり改善されています。

多くの人は、術後数ヶ月で脳が順応し、気にならなくなります。

しかし、夜間の運転を職業にしている方や、光に対して極端に過敏な方は、手術前に医師とよく相談する必要があります。

「数ヶ月は夜景が少し滲んで見えるかもしれない」とあらかじめ知っておけば、術後にパニックにならずに済みます。

感染症のリスクとクリニック側の対策

先ほども触れましたが、眼内炎のリスクは統計的に約1/6000程度と言われています。

極めて稀な確率ですが、ゼロではありません。

だからこそ、術後は処方された抗生剤の点眼をサボらずに行うことが、患者としての最大の義務です。

「痛くないからもういいや」と自己判断で目薬をやめてしまうのが、一番のリスク要因です。

ICLは「可逆性(元に戻せる)」のが最大のメリット

ここまでリスクをお話ししましたが、ICLにはレーシックにはない最強のメリットがあります。

それは「可逆性(かぎゃくせい)」、つまり「元に戻せる」ということです。

レーシックは角膜を削ってしまうため、一度手術を受けたら元の角膜には戻りません。

一方、ICLはレンズを目の中に入れているだけなので、万が一トラブルが起きたり、将来的に白内障の手術が必要になったりした場合は、レンズを取り出して元の状態に戻すことができます。

この「やり直しがきく」という安心感こそが、慎重派のあなたにICLをおすすめする最大の理由です。

尾内 隆志 医師 (精神科専門医) のアドバイス

テーマ:手術への恐怖心と向き合う方法

尾内 医師

目という非常にデリケートな部位への手術に対して、強い恐怖を感じるのは、生物としての正常な防衛本能です。
むしろ、『全く怖くない』と感じる方が不自然かもしれません。
恐怖心に対処するためには、過度に『怖くない』と思い込もうとするよりも、何が怖いのかを具体化することが有効です。
『痛み』が怖いのか、『失敗』が怖いのか、『術後の生活』が不安なのか。
不安な点を具体的にリスト化して医師に質問し、一つ一つ『未知』を『既知』に変えていく作業を行ってください。
納得いくまで情報を得るプロセスそのものが、心の安定と、術後の結果に対する満足感につながります。


手術当日はどうなる?適応検査から術後までの流れ

ICL手術の全体的なスケジュールの流れを示すフローチャート図。適応検査(コンタクトレンズ中止期間含む)、レンズ発注・待機期間、手術当日の流れ、そして術後検診と回復のステップを時系列で分かりやすく図解したもの。

手術を受けると決めたら、どのようなスケジュールで進むのでしょうか。

仕事の休みはどれくらい必要なのか、具体的なフローを把握しておきましょう。

▼適応検査〜手術〜術後検診の流れ

  1. 適応検査 (1回目・2回目)
    • コンタクトレンズの使用を中止(ソフトは3日前〜、ハードは2週間前〜)。
    • 瞳孔を開く目薬を使い、目の形や度数を精密に測定。
    • レンズのサイズや種類を決定し、発注。
  2. レンズ到着待ち
    • 国内在庫があれば数週間、乱視用など海外発注の場合は1〜3ヶ月かかることも。
  3. 手術当日
    • 来院 → 散瞳(瞳孔を開く) → 点眼麻酔 → 手術(約20分) → 院内で休息(約1時間) → 診察 → 帰宅。
    • ※当日は自身での運転は不可。
  4. 翌日検診
    • 必ず受診が必要。 傷口の状態やレンズの位置を確認。
  5. 1週間検診
    • 視力が安定してくる時期。
  6. 定期検診
    • 1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年〜と続く。

【適応検査】コンタクトはいつから使用中止?

ICLを受けるための第一関門が「適応検査」です。

正確な目のデータを取るために、普段コンタクトレンズをしている方は、検査の一定期間前から使用を中止し、メガネ生活をする必要があります。

  • ソフトコンタクトレンズ:検査の3日〜1週間前から中止
  • ハードコンタクトレンズ:検査の2週間〜3週間前から中止

クリニックによって規定の日数が異なるため、予約時に必ず確認しましょう。

この「メガネ生活期間」が地味に辛いという声も多いですが、ここで手を抜くとレンズのサイズ選定ミスに繋がるため、厳守してください。

【手術当日】来院から帰宅までの所要時間と服装

手術当日は、ノーメイクで来院します。

化粧水や乳液も目の周りは避けるよう指示されることが多いです。

香水や整髪料も、揮発成分がレーザー機器などに影響を与える可能性があるため控えます。

来院から帰宅までの所要時間は、トータルで3時間〜4時間程度です。

手術自体は20分ほどですが、前処置(瞳孔を開く目薬を何度もさす時間)と、術後の休息時間がしっかりと取られます。

術後は保護メガネをかけて帰宅します。

瞳孔が開いているため、外の光が非常に眩しく感じます。

帰りはタクシーを使うか、家族に迎えに来てもらうのがベストです。

電車で帰る場合は、ラッシュアワーを避けるように調整しましょう。

【ダウンタイム】仕事復帰・メイク・洗髪はいつから?

仕事が忙しいあなたにとって気になるダウンタイム。

一般的な目安は以下の通りです。

  • 仕事(デスクワーク): 翌日検診後から可能(ただし目は疲れやすいので、できれば翌日は休みを取るのが理想)。
  • 仕事(肉体労働・屋外): 1週間後から推奨。
  • 洗髪・洗顔: 当日は不可。 翌日検診でOKが出れば、首から下シャワーなどは可能。目の周りを濡らすのは1週間程度控える(美容院での洗髪や、拭き取り洗顔を活用)。
  • アイメイク: 1週間後から可能(ファンデーションは目の周りを避ければ翌日からOKな場合も)。
  • コンタクトレンズ: ICLを入れるので不要になりますが、カラーコンタクトなどは術後1ヶ月程度空ける必要があります。

特に「洗髪」の制限が女性にとっては一番のストレスになりがちです。

手術前に美容院へ行っておくか、ドライシャンプーを用意しておくと便利です。


東京のICLに関するよくある質問(FAQ)

最後に、カウンセリングでよく聞かれる質問に、Q&A形式でお答えします。

将来、白内障になったらレンズはどうするの?

取り出して白内障手術が可能です。

人間は誰でも加齢とともに白内障になります。

将来、白内障の手術が必要になった際は、ICLのレンズを取り出し、同時に白内障用の眼内レンズを入れる手術を行うことができます。

ICLを入れているからといって、白内障手術ができなくなることはありませんのでご安心ください。

老眼になったらICLをしていても大丈夫?

老眼は始まります。老眼鏡が必要です。

ICLはあくまで「近視・乱視」を矯正するものであり、老眼(ピント調節機能の衰え)を止めるものではありません。

40代半ば以降になれば、ICLをしていても手元が見えにくくなり、老眼鏡が必要になります。

最近では「老眼対応ICL(多焦点IPCLなど)」も登場し始めていますが、適応条件が厳しかったり、見え方の質によって好みが分かれたりするため、現時点では慎重な検討が必要です。

基本的には老眼年齢になったら老眼鏡で対応するのが一般的です。

災害時、ICLを入れていると有利って本当?

非常に有利です。

地震などの災害時、コンタクトレンズユーザーにとっての最大のリスクは「レンズの紛失」や「洗浄液不足による感染症」です。

メガネも破損するリスクがあります。

 ICLが入っていれば、寝起きでも、避難所でも、裸眼でクリアな視界が確保されます。 

これは生存確率や安全確保に関わる大きなメリットと言えます。

尾内 隆志 医師 (精神科専門医) のアドバイス

テーマ:視力とメンタルヘルスの関係

尾内 医師

視力の低下や、コンタクトレンズによる慢性的な不快感は、ご自身が気づかないうちに日常的なストレス源となっていることがあります。
『見えにくい』という感覚は、脳にとって常に微細な負荷がかかっている状態だからです。
視界がクリアになることで、災害時の不安軽減といった実利的な面だけでなく、日々の活動意欲の向上や、ストレスレベルの低下、ひいては自己肯定感の向上といった心理的なプラス効果も十分に期待できるでしょう。
快適な視界は、心の健康(ウェルビーイング)を支える重要な要素の一つと言えます。


まとめ:東京でICLをするなら「安心」を買おう

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

東京には数多くのICLクリニックがありますが、重要なのは「安さ」ではなく、あなたの目を一生守ってくれる「パートナー」を見つけることです。

最後に、もう一度クリニック選びのポイントをおさらいしましょう。

▼最終確認!クリニック選びチェックシート
  • [ ] 執刀医はインストラクター(指導医)資格を持っているか?
  • [ ] 保証期間は3年以上か?再手術は無料か?
  • [ ] 表示価格以外にかかる費用(検査代・薬代)を確認したか?
  • [ ] 感染症対策(クリーンルーム)は万全か?
  • [ ] 自宅や職場から無理なく通える立地か?
  • [ ] 医師やスタッフの対応に「誠実さ」を感じたか?

ICLは、決して安い買い物ではありません。

しかし、毎日のコンタクトレンズの着脱、洗浄の手間、ドライアイの辛さ、そして「災害時に見えないかもしれない」という不安から解放される価値は、金額には代えがたいものがあります。

まずは、気になったクリニックの「無料適応検査」に足を運んでみてください。

実際に検査を受け、医師と話をすることで、「ここなら任せられる」という直感が働くはずです。

行動しなければ、視界は変わりません。

あなたの新しいクリアな世界への第一歩を、心から応援しています。

参考文献

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